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毎年、人気のレビュアーを決定する「Tabelog Reviewer Award」。受賞したレビュアーの方たちは、たくさんの飲食店を訪れ、その体験を投稿しています。そんなレビュアーの方たちが、過去に訪れた中からそれぞれの視点で選んだ料理やお店をご紹介。
レビュアーが厳選！ 日々を彩る料理
“ハレとケ”という言葉をご存じですか？ “ハレ”とはお祝いや結婚式、記念日など正式・特別であること、“ケ”とは正式ではない・日常的なことを指します。今回は“ハレの日”に行きたいお店と日常使いの“ケの日”に行きたいお店について「Tabelog Reviewer Award」受賞の「yuyuyu0147」さんに聞いてみました。
Q1. “ハレの日”に行きたいお店はどこですか？
A1. 1軒目：「エル・バウ・デコラシオン」です
スモーキーでシックな大人の空間。その全てが私の理想郷！ 家具、インテリア、食器、お料理はもちろんのこと、床の質感までも愛おしく感じる友人の邸宅のようなリストランテ。フローリストのマダムの人懐っこい笑顔と、繊細で優しく温かいシェフのお料理に心が穏やかになっていきます。陽光が差し込むランチタイムも、美しい影がアートなディナータイムも、とっておきのスペシャルな時間が過ごせます。お野菜中心の手の込んだハイセンスな一皿に感激します！
A1. 2軒目：「徳山鮓」です
神秘の湖･余呉湖のほとりに佇む和風オーベルジュ。発酵料理と自然の恵みをいただけるパワーフードの数々は、ハレの日や記念日のお食事にぴったり！ 季節ごとに色を変える美しい景色を眺めながら、熊鍋、鮎、天然鰻、ビワマス、鮒寿司、熟れ鮨、猪や鹿のジビエ料理を堪能できます。滋賀が誇る地酒･七本鎗(冨田酒造)とのマリアージュも素晴らしい。電車に揺られて、到着していただくランチもリーズナブルですが、宿泊した際のディナーや究極の朝食も絶品です！
Q2. “ケの日”に（気の置けない人や一人で）行きたいお店はどこですか？
A2. 1軒目：「おかめ」です
大阪ミナミの喧騒を抜け出して、石畳が風情のある法善寺横丁にある老舗のおでん屋さん。優しい笑顔の女将さんと、どこまでもクリアで透明なお出汁に癒やされます。箸でサクッと切れる大根はお口の中でとろけて広がります。蛸、コロ(鯨)、飛竜頭、湯葉などの関西のおでん種も揃っています。こんにゃく、はんぺん、餅巾着、豆腐などよく染みており美味。一品もののどて焼き、焼きタラコ、焼き椎茸も絶品。そして女将さんお手製の突き出しも毎回楽しみです。
A2. 2軒目：「松寿司」です
私のホームグラウンド、大好きなお寿司屋さん。やや不便な場所にありますが、大阪一おいしいと思っています。ランチは破格の5,000円から。握りコース10,000円、アテと握りのコース15,000円。和食のキャリアを持つ二代目大将は精悍で口数少なく穏やか。芸術作品かと思うほどの繊細な飾り包丁や握りは美しくうっとり。赤酢のシャリは解け具合が絶妙です！ 地のネタにこだわり、高級ネタにこだわらない、鮮度と仕込みが命のお寿司です。全国のお寿司を食べ歩いている私がやっぱり松寿司さん！と思うのですから間違いありません。特に光りもの、貝がおすすめ。
※価格は税込。
Q3. 1年以内に行った中で印象に残ったお店を教えてください
A3. 1軒目：「山玄茶」です
日本料理の最高峰と名高い｢招福楼｣で、20年の修行を経て独立した増田氏のお店。祇園という場所にもかかわらずハードルの高さを感じさせず、季節を感じる旬のお料理はもちろんのこと、接客、室礼、器、食後のデザートに至るまで、増田氏のお人柄を感じさせる温かで幸せな時間が過ごせます。特に、増田氏の郷土愛が伝わる滋賀産の食材を使用した自然の恵みと豊富な地酒、五感を刺激する美しい八寸が魅力です。リーズナブルなお値段も女性にはうれしい。
