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食通たちが選ぶ、2021年に惚れ込んだ名店とは? 日本全国、世界各地を食べ歩く「タベアルキスト」マッキー牧元さんが選ぶとっておきのお店を教えていただきました。
〈2021 食通が惚れた店〉
新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとって引き続き大変な一年となった2021年。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。
そんな2021年に、グルメ情報を熟知した有識者が「最も印象に残った店」や、おすすめの「2,000円以下のお手軽グルメ」などをうかがいました。
今回は、食べロググルメ著名人のマッキー牧元さんにお答えいただきます。
教えてくれる人

マッキー牧元
株式会社味の手帖 取締役編集顧問 タベアルキスト。立ち食いそばから割烹、フレンチ、エスニック、スイーツに居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ・テレビ出演。とんかつブームの火付役とも言える「東京とんかつ会議」のメンバー。テレビ、雑誌などでもとんかつ関連の企画に多数出演。
2021年のベストレストラン
Q. 2021年、最も印象に残った飲食店を教えてください
A. 「吉い」です
なかなか予約が取れない名古屋の名店です。おまかせコースでいただいた松茸の汁はとくに印象的で、50ccほどの汁に松茸の精髄が詰まっていました。まだ誰も味わったことのない、松茸の神秘に触れる料理です。

アンダー2,000円のお手軽グルメ
Q. 2021年に食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください
A. 「殿田」の「たぬきうどん」(600円)です
出汁の良さが光る熱々のあんかけに、生姜の刺激とネギの香りが利いて、その優しさと強さのコントラストが美しいです。それを、やわやわのうどんとふわふわのお揚げが受け止める。京都の日常の凄みがここにはあると感じさせられます。

2021年のお取り寄せ
Q. 2021年に出会った、人におすすめしたいお取り寄せを教えてください
A. 「天たつ」の「干しうに」です
うにの甘みが凝縮されています。酒と合わせると甘みはさらに膨らんで、エレガントになり、蜂蜜のようにとろりと甘く、脳が溶けるような幸福に包まれます。
※ 価格は税込です。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。
文: マッキー牧元、食べログマガジン編集部