〈サク呑み酒場〉

今夜どう? 軽〜く、一杯。もう一杯。

イマドキの酒場事情がオモシロイ。居酒屋を現代解釈したネオ居酒屋にはじまり、進化系カフェに日本酒バー。どこも気の利いたツマミに、こだわりのドリンクがそろうのが共通点だ。ふらっと寄れるアフター5のパラダイスを、食べログマガジン編集部が厳選してお届け!

0次会から〆次会まで楽しめる!

外から見ても楽しさが伝わってきます

飲食店激戦の学芸大学駅に「韓国スタンド@」が2022年11月にオープンしました。こちらは女性初の韓国調理技能士一級の免許を取得した朴 三淳(パク・サムスン)さんが女将を務めた大阪・鶴橋「韓味一」がルーツ。その女将の料理の中でも特に人気だった参鶏湯を息子である山崎一さんが「韓味一の参鶏湯」で商標登録し、専門店「韓国食堂入ル」をオープン。ここにしかない朴さんの一品料理も相まって、瞬く間に人気店となりました。

朴 三淳(パク・サムスン)さんをイラストに描き起こしたロゴ

その後、山崎さんは“参鶏湯を世界に”というスローガンを掲げ、東京・恵比寿「韓国食堂入ル 坂上ル」、京都「参鶏湯入ル カワワタル」など、参鶏湯御膳専門店を3店舗、韓国食堂を4店舗、コース料理店を1店舗展開しています。

居合わせた人が繋がるのが立ち飲みの楽しさ

そして9店舗目に誕生したのが「韓国スタンド@」。こちらは「韓国食堂入ル」で提供していた「韓味一の参鶏湯」や朴さんの味を継承した一品料理に、朴さんが家で作ってくれた山崎さんにとってのおふくろの料理を1〜2人サイズにし新たに加えた立ち飲み酒場。平日は17時から24時まで、土日は16時から23時まで、ちょっと一杯からふらりと立ち寄れる店なのです。学芸大学駅から徒歩4分という立地ながら、喧騒とは逆の住宅街に向かう途中にあるのでオープン前から近隣の住民が「何ができるの?」と興味津々。オープン時には我先にと駆けつけ、早くも人気店の仲間入りを思わせる勢いです。

韓国のドリンクもそろっています

店に入る時に目に入るのが冷蔵庫の中にあるカラフルな韓国の缶ドリンク。クラフトビールにチャミスル、ジュースと見ているだけでウキウキしてきます。缶のビジュアルの可愛さに片っ端から飲んでみたくなります。韓国のドリンクは口当たりが良く飲みやすいのですが、意外と酔うのでご注意を!

ミルコ(白ラベル)280円

こちらはマッコリ、ビール、ナチュールワイン、チャミスル、サワー、焼酎、ハイボールと何でもござれですが、酒場ならでの珍しいものもあります。写真のドリンクは「ミルコ」と言って、ビールの泡を飲むというもの。泡とはいえビールの香りがしっかり利いており、時間が経つと普通のビールに変化するのもおもしろい! またマッコリも充実。「虎マッコリ」やヤカンで提供する「イルドンマッコリ」、スパークリングの「ボクスンドガ」は白だけでなく限定の赤もそろえています。