【カレーおじさん\(^o^)/の今月のカレーとスパイス】2026年1月を振り返る

個人的な話ですが昨年末から今月にかけて全国あちこちへ移動しています。-7℃の吹雪の中を歩いたと思えば19℃の暖かい街を歩くことも。1週間の中で気温差も激しく違うという体験をしましたが、そんな中でも体調を崩さなかったのはどこへ行ってもカレーばかり食べていたからではないかと感じています。

そもそもインドも気温差の激しい国。寒い時も暑い時もカレーを食べているからこそ、厳しい気候の中でも力強く生きていくことができているのではないでしょうか。

そんな1月も、さまざまな地域のカレーをご紹介しました。

  1. 予約制フルコースのインド料理の名店が千葉駅直結ビルにライトなカレー&ビリヤニスタンドをオープン
  2. 新潟の隠れご当地ラーメン、カレー麻婆麺が食べられるお店が市ケ谷でスタート
  3. 昼はスパイスカレー、夜は創作ビリヤニとスパイス料理のお店が北千住の住宅街に登場
  4. 北海道で出会った仲間たちで営む、日曜限定二郎系スープカレー店
  5. パキスタン料理の名店がオープンしたお花茶屋の新店舗

一口にカレーと言ってもそれぞれまるで違う料理。食べ比べてみるのも楽しいですよ。

【第1週のカレーとスパイス】千葉の百名店が、よりカジュアルな雰囲気の姉妹店をオープン「ベンガルタイガー エクスプレス」

千葉県はインドカレーの名店が多いのですが、その中においては比較的新しいお店にもかかわらず、その実力と独創性ですでに千葉を代表する名店の仲間入りをしており、「食べログ 創作料理・イノベーティブ 百名店」にも選出されている「ベンガルタイガー」。現在は創作インド料理コースの完全予約制で営業しており、行くのに心理的ハードルが少々高いお店となっています。

2025年10月17日、千葉駅直結の商業施設内にオープンした「ベンガルタイガーエクスプレス」

しかし「もっと気軽に食べたい!」という需要に応え、千葉駅直結の商業施設「ウェストリオ2」に、2025年10月17日、「ベンガルタイガーエクスプレス」をオープンしました。

店頭の券売機

オーナーによると「味はそのままにもっと気軽に、お財布にも優しく楽しんでもらう気持ちで、お一人様でもどなたでも気軽に入りやすいファストフードスタイルの券売機を使った新しいスタイルをとっています」とのこと。

大きな窓があり、開放的な雰囲気の店内

確かにポップで入りやすい店構え。店内は大きな窓があり、外の景色も見えて開放感があります。ベンガルタイガーらしさのある虎の絵もおしゃれに調和する空間。価格的にも本店の「バターチキンカレー」は1,350円のところ、エクスプレス店はちょうど1,000円。しかしながら量も味も同じということで、お得となっています。

メニュー数は絞って数種類に。その中から「ビーフビリヤニ」1,250円をいただきました。

「ビーフビリヤニ」

この価格とは思えないほどにホロホロな口どけの牛肉がゴロゴロとしっかり入って存在感があり、味の良さは言わずもがな。バスマティライスも香り高く仕上がっていて実にレベルが高いです。

食べ応えのあるサイズの牛肉

一緒に盛り付けられたカレーは、豆と野菜に鶏だしを加えたリッチなおいしさ。

鶏のうまみたっぷりのカレー

どちらも素晴らしい出来栄えだったのですが、それもそのはず。何しろ厨房では本店のシェフのサヒドさんが自ら腕を振るっていたのです。

調理器具や火力が変わると味も変わることが少なく無い中で、本店同様のクオリティを保てているのはサヒドさんが世界各国のさまざまなレストランで各地のグルメに評価されてきた実績を物語っていますし、実力の高さを再確認しました。

テイクアウトも対応しているお店なので容器こそシンプルですが、エディブルフラワーなども飾られて本店の雰囲気を感じられますし、何よりこの価格でこのおいしさであれば何の問題もありません。

イートイン時にはサービスとなる紅茶

店内とテイクアウトでは税率の問題で価格が変わるのですが、店内イートインの場合はサービスの紅茶がついてくるのもホスピタリティの高いベンガルタイガーならではのサービスです。

「マンゴーカルダモンラッシー」

デザート代わりに「マンゴーカルダモンラッシー」(イートイン450円、テイクアウト442円)をテイクアウト。

飲み物というより食べ物に近い濃厚なマンゴーラッシーにはカルダモンの風味がしっかり。より華やかで甘やかなラッシーとなっていて最高です。

本店が気になっているけどなかなか行けないという方はまずこちらから試してみて、気に入ったら是非本店も予約してみてください。また、本店のファンの方も気軽に立ち寄れるお店として普段使いにぴったり。

同じ千葉駅エリアで2つの楽しみ方ができるベンガルタイガー。ますますファンを増やし、千葉を代表する名店の名を揺るがないものとしています。

【第2週のカレーとスパイス】カレー麻婆麺×魯肉飯のコンビが最高! 新潟発のラーメン店が市ケ谷に誕生「ハレ&ケ」

2025年11月10日にオープンした「ハレ&ケ」

ご当地ラーメンという言葉はラーメン好きのみならず広く浸透しましたが、中でも新潟のご当地ラーメンは特に独自の発展を遂げていると言えるでしょう。今回ご紹介する「ハレ&ケ」は新潟の長岡生姜醤油ラーメンのお店なのですが、本連載は「カレーとスパイス」に特化したものなので、もうひとつの看板メニューであるカレー麻婆麺にスポットを当ててみます。

広々とした店内

お店は靖国神社の近くに2025年11月10日にオープン。外観も内装も非常にポップでキャッチー。カフェのような空間となっており、広々としています。

夜のメニューは一品料理も充実

昼はラーメンメイン、夜はおつまみメニューも充実。

「よだれ鶏」

まずは「よだれ鶏」650円で乾杯。しっとりと仕上がった鶏肉に、長葱が主役なのではと思えるくらいに長葱たっぷりのタレ。程よい酸味と辛みで、そこにきゅうりが加わることによってさっぱり感が増しています。

「カレー麻婆麺」と「特製魯肉飯」

食欲に火がついたところでメインの「カレー麻婆麺」1,050円。トッピングなどもできますが、まずはシンプルに。一緒にご飯などもつけられるメニューの中から「特製魯肉飯」セット価格400円を注文しました。

そもそもカレー麻婆麺はあまり馴染みのないものかと思いますが、新潟に行くと時折見かけるメニュー。これは新潟に三条カレーラーメンと麻婆麺というご当地ラーメンがあり、それがミックスしたものではないかと言われています。

しっかりとしたコクを感じるタイプの麻婆豆腐

麻婆豆腐にも色々ありますが、こちらの麻婆豆腐は刺激よりもコクがしっかりとしたテイスト。日本人の多くが想像する日式麻婆豆腐に、フワッとカレーの香りが鼻腔をくすぐります。麺にしっかりとカレー麻婆が絡み、するすると胃袋に収まっていくのが良いです。

スパイスの香りと豚肉のうまみでご飯が進みます

魯肉飯は八角などの甘やかな香りとテイスト。豚肉は細かめカットでご飯によくなじむのですが、このご飯自体のおいしさも感じたのは米どころ新潟のお店だからこそでしょう。

カレー麻婆麺をオーダーする際は魯肉飯も一緒に味わいたい!

カレー麻婆麺も魯肉飯もスパイス感としては控えめなのですが、カレー麻婆麺を食べてから魯肉飯を食べると魯肉飯の甘さと深みがより強く感じられ、逆に魯肉飯からカレー麻婆麺を食べればその刺激をより強く感じられる相性の良さ。この組み合わせはおすすめです。

それぞれ量も十分にあるので気づけば満腹で確かな満足感。マニア向けか一般向けかというなら後者でありつつも、マニアでも納得できるバランスの良さがあると感じました。デートでも家族連れでも行けそうな雰囲気で、何かと使い勝手が良さそうなお店です。覚えておいて損はないですよ。