寒い季節にぴったり! 中国の鶏鍋とカスタム博多うどん

まるで中国に旅行に来たかのよう

11月1日、六本木の裏通りに中華「威皇 花雕醉鶏鍋&広東料理 六本木店」がオープンしました。上海で10店舗を展開し、昨年湯島にオープンするや大人気になったお店の日本2号店です。

まず驚くのがその雰囲気。訪れた日は、日本人は私たちだけで、完全に中国に旅行に来た気分になりました。さらに名物である花雕醉鶏鍋のスープのおいしさにもびっくり。丸鶏をじっくり煮込み、漢方食材を合わせた滋養スープで、仕上げに紹興酒「花彫酒」を加えているようですが、ふくよかな香りと深いうまみに身体が芯から温まります。まずベースの鶏肉をタレでいただき、あとは肉や魚介、野菜を追加できます。値段も大変カジュアルで、容器代を払えば余ったスープは持ち帰れますので、これはおすすめです。

花雕醉鶏鍋

またも福岡のうどんが東京に進出

11月11日、表参道には博多うどん「中村にぼし」がオープンしました。福岡発祥の高級居酒屋「田中田」の系列店です。

定番メニューもありますが、おすすめはカスタムうどん。まず温かいかけか冷たいおろしぶっかけかを決め、その後に具を選択。天ぷらは9種ありましたが、やはり博多うどんといえば!の「ごぼ天」と大分発祥の「とり天」をオーダー。注文ごとに揚げて、うどんに入れずに別皿で提供してくれるので、気分は天ぷら屋さんです。ちなみに白飯に揚げ物をのせて、卓上の特製“天丼だし”をかければ即席天丼になります。独特のやわい麺と澄んだ出汁は王道の博多うどんらしい味わい。今年は両国に「資さんうどん」、原宿に「因幡うどん」と福岡の人気店の進出が話題となりましたが、また新たな流れが生まれそうです。

かけうどん(ごぼ天、とり天トッピング)

渋谷エリアに大人気イタリアンの姉妹店と個性的なヴィーガンカレーが登場

あの「malca」の姉妹店

10月27日、渋谷にイタリアン「arca(アルカ)」がオープンしました。外苑前の人気店「malca」の姉妹店で、シェフは同グループの創業メンバーでもある福盛健さん。かつて“トリュフパスタと赤ワインとレッド・ツェッペリンのBGMのみ”という、謎のコンセプトで人気だった「OUT」があった場所です。まずグラスでスパークリングを頼んだら、なんとフランチャコルタのマグナムから注いでくれました。「そのほうがおいしいし、会話も盛り上がりますから」と言われると確かにワクワクしてきます。

メニューはオールアラカルトで、前菜3・パスタ2・メイン1の構成がおすすめとのこと。ちなみにパスタは60gでハーフにもしてくれます。わずか9席の空間ですが、シェフもサービスも常に客をウォッチしていて、狭い空間ならではの楽しさを演出してくれます。魚介出汁のズッパデペッシェ、生ハムをのせた柿とブラータチーズのサラダ、シラス、パクチー、カラスミのアーリオ・オーリオなど、おいしい上にワインが進むことこのうえない料理が並び、思わず食後のグラッパまで飲んでしまいました。深夜3時までの営業です。

淡路島 愛丸水産より 釜揚げシラス、パクチー、カラスミのアーリオ・オーリオ、スパゲッティ

たっぷりの有機野菜をカレーで

10月10日、同じく渋谷エリアの神泉にスープカレー「幕末カリー」がオープンしました。代々木上原の間借りから移転して実店舗に。WE ARE THE FARM系列で自社農園の固定種有機野菜を、植物性ベースのスープでじっくり煮込む土鍋カレーを提供しています。定番「幕末」は2,000円ですが、さらに高麗人参、ホーリーバジルなど10種のスパイスを重ねた「九頭龍」は3,500円。どうにも体によさそうでこちらをオーダー。スープは4種、辛さは1〜5段階から選べます。

店内はカウンター14席+テーブル1卓で、完全ヴィーガンカレーということもあり、インバウンド客も多数。平日昼でも満席でした。ぐつぐつと煮立った土鍋で運ばれるカレーは蓮根、舞茸、ごぼう、茄子など10種以上の野菜がゴロゴロと入り、ものすごい存在感です。食べ切れないかと思いましたが、揚げ野菜も米粉か素揚げなので軽やかですし、野菜の甘みと食感も際立ち、気づけばスープまで飲み干していました。

九頭龍カレー

初心者にもおすすめのフレンチと炭火で楽しむカウンタービストロ

フレンチ好きにも初心者にもおすすめ

10月6日、恵比寿にフレンチ「オパラン」がオープンしました。元「メゾン ポール・ボキューズ」料理長の入砂俊重さんと、同店でマダムを務めた原田桂子さんの独立店で、実力派シェフと快活なマダムという理想のコンビです。店名は“オパール色”の意。

12席の小体な空間には、フランスの著名なポスター画家、レイモン・サヴィニャックのユーモラスな絵がかかり、場の雰囲気を和らげてくれます。フランス国旗色のリボンで縛ったナプキンも洒脱。コースは3種で、アミューズの玉ねぎタルトから胸が高鳴り、前菜やメインの季節の香りをまとわせたソースはさすがのおいしさ。フランス料理好きはもちろん、入門編としてもおすすめしたいレストランが誕生しました。

白レバーのフォンダン リードヴォーと栗

2人のシェフが競い合う、炭火料理

9月20日、白金高輪には「炭火アンプロ」がオープンしています。「食べログ フレンチ TOKYO 百名店」のフレンチ「オルタナティヴ」の姉妹店で、閉店した「鬼わそと」の場所を居抜きで使っています。

シンプルな炭火料理がメインということもあり、素材の良さを大切にしていて、無農薬野菜や熟成じゃがいも、両国「豆源郷」の油揚げを焼いた一品などは満足度十分。最中に雲仙産人参のペーストとブーダンノワールを挟んだ「アンプロ炭最中」や締めの鶏出汁ラーメンも忘れずに注文してください。7,700円~のコースもありますが、アラカルトでも活用できます。シェフは「オルタナティヴ」のスーシェフ、川口さんと猪股さんが2週間交代で務めています。競い合うことでより工夫が進みそうな、面白いシステムですね。

アンプロ炭最中