教えてくれる人

はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」(KADOKAWA)、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。

スイーツ好きがこぞって訪れる、茗荷谷の人気店「Patisserie L’essentielle(パティスリー レセンシエル)」。バジルや黒胡椒など、“香り”をテーマにした個性豊かなスイーツは、食べた人の記憶に残るオンリーワンの味わいです。中でもトンカ豆を使ったシュークリームは、一風変わった大人の風味で大人気。訪れたら絶対に食べてほしい至極の一品です!

お菓子は物語。繋がりを大切にする街の小さなケーキ屋

「Patisserie L’essentielle」は、丸ノ内線・茗荷谷駅から徒歩7分、ゆるやかな坂道が続く播磨坂の桜並木沿いにあります。

店名の「L’essentielle(レセンシエル)」とは、フランス語で“エッセンシャル(本質・香り)”という意味。添加して味を際立たせるのではなく、素材本来の香りを大切にしたい、という思いが込められているそう。

オーナーパティシエ・牛島源希氏

オーナーパティシエの牛島氏は、幼少期からケーキ屋をやることが夢でした。その夢を叶えるため、高校卒業後に地元である岡山県津山市の「Salon de the La provence」で修業をスタート。忙しい日々を送る中、世界的パティシエ・青木定治氏との出会いをきっかけに地元を離れ東京に上京。「Patisserie Sadaharu AOKI paris」で経験を積みます。その後、パティシエとしての腕をさらに磨くため、フランス・ニースにあるレストランで研鑽を積み、帰国後の2014年に同店をオープンしました。

店内は落ち着きのあるシックな大人空間

憩いの場であってほしいとの思いからカフェスペースを併設

店内は、ダークブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気。テーブル席のみで全19席あります。晴れた日はオープンエアの開放的な空間になるので、風にあたりながら心地よいスイーツタイムを過ごすことができます。

コーヒーの他に、紅茶やソフトドリンクも充実

カフェスペースでは、おいしいケーキと一緒にこだわりのドリンクも楽しむことができます。牛島氏は大のコーヒー好きで、日本に数台しかないラ・マルゾッコ社のストラーダというエスプレッソマシンを使用しているそうです。このマシンを使用することで、専門店に負けない本格的なコーヒーを提供できるのだとか。