〈食べログNo.1には理由がある!〉どら焼き編
食べログのジャンル別ランキング〈どら焼き部門〉で、1位(2021/9/3付ランキング)に輝いた「うさぎや」は「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」にも毎年選出されている老舗和菓子店です。今回は、スイーツコンシェルジュのはなともさんと共に、東京・上野で昔から愛されているどら焼きの秘密に迫りました!
教えてくれる人
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はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ(KADOKAWA)、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。
愛され続けて100年! 老舗の絶品どら焼き
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上野広小路駅から徒歩5分ほどの場所にある老舗和菓子店「うさぎや」。和菓子好きならずとも「うさぎや」という店名を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。名物は「どらやき」。巷では東京の3大どら焼きのひとつと言われ、そのおいしさを求めて、毎日たくさんの人が訪れています。
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創業は1913(大正2)年、初代・谷口喜作氏が和菓子職人と偶然知り合ったことから上野黒門町に店を構え、現在まで同じ場所で営業しています。「うさぎや」という店名は、初代の生まれ年が兎年であったことから名付けられました。
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創業以来の看板商品「喜作最中」120円に続き、昭和初期に販売を始めた「どらやき」230円は、時代の流れに乗り、今ではお店の売り上げの9割を占める看板商品として絶大な人気を集めています。朝から閉店まで作り続ける日もあるとのこと。
出来立てにこだわった昔ながらのどら焼き
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同店のどら焼きは、皮の表面がサクッとしているのが特徴。皮にはレンゲのハチミツを加え、機械を使って上下から加熱することで、縦に均一に気泡が入り、絶妙な食感に仕上がるのだとか。
「おいしい状態で食べていただきたい!」という思いから、一日に何度も焼くようにして、できるだけほんのり温かいものを提供しています。
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粒あんには、北海道十勝産の小豆を使用。小豆の良し悪しをしっかり選別し丁寧に煮たあと、味をなじませるため2晩寝かせているそうです。そんなこだわりの粒あんは、甘さがありながらも後味はスッキリとしているのが特徴。ふんわり香ばしい皮と瑞々しい粒あんを一緒に頬張れば、その至福の味わいに誰もが驚くはず! 何度食べても飽きがこないと評判なのも、納得です。
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箱は簡易なものから立派なものまで大小用意されており、有料でうさぎが描かれたかわいい袋が付いてきます。賞味期限は2日とかなり短いので、1個から必要な数だけ注文可能。手渡す際は「出来立てが一番おいしいので、できるだけ本日中に召し上がってください」と一声かけてあげるといいですね。
うさぎやが運営するカフェでほっと一息
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おいしいうさぎやの餡を別の形で楽しめるのが、うさぎやから徒歩3分ほどの場所にある「うさぎやCAFE」。職人が丹精込めて作る餡を、カフェのオリジナルデザートに取り入れ、こだわりのお茶やコーヒーと共に提供しています。
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そんなカフェデザートの中で特におすすめなのが「うさどらフレンチ焼き」900円。うさぎやのどら焼きを卵液に浸し、たっぷりのバターで焼き上げた新感覚のデザートです。
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卵液にたっぷり浸したどら焼きは、舌の上でとろけるような食感が特長で、風味も豊か。一口食べるごとに、バターの芳醇な香りが口いっぱいに広がります。餡の甘さも丁度良く、これなら2~3個ペロリと食べられそう!
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カフェ独自の氷で作る「うさ氷」900円もお見逃しなく。ハワイウォーターを48時間かけ丁寧に製氷し、軟らかな口どけに仕上げています。
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“かまくら”を掘るイメージで氷を食べ進めていくと、中にはうさぎや特製の餡がたっぷりと入っています。氷のスッキリとした味わいと餡の上品な甘さがとにかく絶妙で、一度食べるとハマッてしまうかも。
他にもおいしい餡を使った多様なメニューがあるので、あれこれ注文して食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。