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やっぱり春はショートケーキ♡
昨年も「ショートケーキがおいしいパティスリー」として、スイーツコンシェルジュのはなともさんに5店舗紹介してもらいましたが、今年はなんと10店舗! はなともさんが今年教えてくれた、旬のいちごを使ったショートケーキとは?
教えてくれる人

はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」(KADOKAWA)、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。
1. フレンチ パウンド ハウス 大和郷本店
苺のショートケーキ・ブラン


はなともさん
巣鴨の老舗パティスリー「フレンチ パウンド ハウス」。同店の「苺のショートケーキ・ブラン」は、米粉を使ったスポンジ生地に、脂肪分が異なる3種類の生クリームと甘酸っぱいいちごを合わせたもの。口に入れた瞬間に生クリームのコクと風味がしっかりと感じられ、一口で満足感のあるおいしさです。また米粉を使った生地はふんわりとして、なめらかなクリームと好相性。いちごの甘酸っぱさとマッチして、幸せなマリアージュを生み出しています。いちごのおいしいこの時期にぜひ食べていただきたいおすすめのショートケーキです。

2. ラトリエ モトゾー
トルタ デリカータ


はなともさん
池尻大橋にあるイタリア菓子の名店「ラトリエモトゾー」。筆者イチオシの「トルタ デリカータ」は、いちご、生クリーム、カスタードクリームを4層のスポンジ生地でサンドしたとても繊細なショートケーキです。ショートケーキでドーム形は珍しいですよね。いちごの甘酸っぱさが全体を爽やかに引き締め、ボリュームがあるのに後味はさっぱり。生クリームも重くなりすぎず、ふんわりとしたスポンジ生地と好相性です。イタリア菓子の巨匠が作るショートケーキは一味も二味も違いますよ。

※2025年3月27日で閉店予定
3. キャンティ 飯倉片町本店
ショートケーキ


はなともさん
1960(昭和35)年創業の老舗イタリア料理店「キャンティ 飯倉片町本店」。同店の「ショートケーキ」には、高品質のフレッシュクリームをたっぷり使用。スポンジ生地には少量のオレンジリキュールを染み込ませているためほんのり甘く、風味も豊かです。まろやかな生クリームと甘酸っぱいいちごのバランスも絶妙。どこか懐かしさを感じる味わいで、食べるとなんだかほっこりします。ショートケーキでは珍しい直方体のフォルムも魅力的。見た目以上にさっぱりとしているため、食後のデザートにもおすすめです。

4. エクラデジュール 東陽町本店
ショートケーキヴェリーヌ


はなともさん
東陽町にある人気パティスリー「エクラデジュール」の「ショートケーキヴェリーヌ」。いちごソースを加え、よりなめらかにしたグラス仕立てのショートケーキで、その味わいはまさに唯一無二。生クリームは濃厚でありながらも、後味はすっきりしているのが特徴です。しっとりしたスポンジになめらかな生クリームと甘酸っぱいいちごが見事なバランスで、完成度の高さに驚きます。まるでパフェのような見た目に、食べる前からうっとり。スプーンで食べるというのも斬新でいいですね。
5. ラトリエヒロワキサカ
いちごのショートケーキ


はなともさん
自由が丘の人気店「モンサンクレール」でスーシェフを務めた、脇坂紘行氏が手掛ける洋菓子店。同店の「いちごのショートケーキ」は、いちご、クレームシャンティ、スポンジのバランスがとにかく絶妙。中でもクレームシャンティは、甘さを抑えたすっきりとした味わいで、最後まで食べ飽きないおいしさです。またスポンジ生地の間にはカスタードクリームを挟んでいて、これがちょうど良い甘さ。甘酸っぱいいちごとも相性が良く、あまりのおいしさに食べ進める手が止まらなくなります。厳選した素材が一体感を生む、最高のショートケーキです。