〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
MAISON CLASSIC(東京・高輪ゲートウェイ)

2025年3月27日、ついに「まちびらき」を迎えたTAKANAWA GATEWAY CITYの入口である高輪ゲートウェイ駅の南改札側に、テイクアウトシュークリーム専門店「MAISON CLASSIC FACTORY」、ティーサロン&バーラウンジ「MAISON CLASSIC SALON」、コーヒースタンド「MAISON CLASSIC CAFE」の3店が同時オープンしました。

南改札を出て上がっていく3階にオープンしたのが、工房一体型テイクアウトシュークリーム専門店「MAISON CLASSIC FACTORY」。広々とした駅構内を見下ろす場所にあるガラス張りの店舗では、シュークリームの製造工程を見ることができ、臨場感たっぷり。

MAISON CLASSIC FACTORYのシュークリームは、外側のサクッとした食感と内側のしっとりとした食感のバランスが良くなるよう、ベースとなる生地に複数の小麦粉をブレンド。さらに、軟らかいものから食べ応えのあるハードなものまで、硬さの異なる3種類からシュー生地を選べます。

MAISON CLASSIC FACTORYの看板商品は、目の前でキャラメリゼして提供される「ブリュレシュークリーム」780円。シュー生地の中に入っているカスタードクリームに「カソナード」という砂糖をかけ、焼き色をつけて仕上げます。シュー生地の風味、カスタードの濃厚な味わい、キャラメルの香ばしさと苦みが調和した、贅沢な味わいのシュークリームです。


「MAISON CLASSIC FACTORY」の隣には、まるでホテルラウンジのような雰囲気の「MAISON CLASSIC SALON」が。天井高最大8mの開放的で上質な空間を、昼は13種類のおいしい紅茶とともに名物の焼きたてダッチベイビーパンケーキを楽しめるティーサロン、夜はオリジナルカクテルや「東京八王子蒸溜所」とコラボレーションして作ったオリジナルのジンが味わえるバーラウンジとして利用できます。

名物のダッチベイビーパンケーキは、MAISON CLASSIC FACTORYのシュー生地と同じ材料を、スキレットを使ってオーブンで焼き上げたドイツ風パンケーキ。卵をたっぷり使用した生地は、外はカリッと中はもちっとした食感で、ボリュームがありつつも、重すぎず食べやすい口当たりとなっています。また、生地自体の甘さは控えめなので、季節のフルーツとコンフィチュール、クリームやシロップを自分好みにカスタマイズしてデザートとして楽しめるセットのほか「農家のベーコン・半熟卵・シブレットクリーム・アボカド・トマト・グリーンビーンズ」1,980円などの食事として味わえるセットも用意されています。

鮮やかなグリーンが印象的な「TAKANAWAブレスト」1,400円は、高輪ゲートウェイシティ開業を記念して考案されたスイーツ。フランスの伝統菓子「パリブレスト」をヒントに開発し、山手線と鉄道の車輪から連想した形・色が特徴です。カカオパウダーを使用したザクザク食感のシュー生地で、風味豊かな抹茶クリーム、爽やかな酸味の高知県産ベルガモットのコンフィチュール、濃厚なチョコレートクリーム、コクのあるデーツピューレ、甘酸っぱいグリオット(さくらんぼの一種)ピューレをサンド。ベルガモットと抹茶の組み合わせは「和製アールグレイティー」をイメージしたそう。
単なる抹茶スイーツにとどまらず、和洋の多彩な素材の風味を感じられるので、相性のいい紅茶を探しながら味わえるのも楽しい一品です。

2階には高輪ゲートウェイ駅改札内で唯一のカフェとして「MAISON CLASSIC CAFE」がオープン。店内の木製スタンドシートのほか、近くに設置されている芝生やベンチを配したパブリックスペースで、購入したフードやドリンクを味わうことも可能。エキナカとは思えないゆっくりとした時間を過ごせます。

「MAISON CLASSIC CAFE」では、自家焙煎コーヒーと上質なサンドイッチ、ジェラートなどが楽しめます。
ホットドッグとサンドイッチには、焙煎玄米粉とフランスパン専用粉をブレンドして焼き上げた自家製パンを使用。焙煎由来の香ばしさとお米の自然な甘さが特徴です。また、ホットドッグのソーセージは芝浦の食肉市場内にある小川畜産の特製。サンドイッチのハムは、千葉県産の豚肉を「MAISON CLASSIC FACTORY」内で加工し、1週間以上かけて作った保存料無添加の自家製ハム。素材にもこだわり、クオリティの高い仕上がりとなっています。

これからの季節は、店内で一から作るなめらかな口溶けの自家製ジェラートもイチオシ。シンプルなジェラートだけでなく、北海道産小豆使用のゆで小豆と白玉をトッピングした「茹で小豆&抹茶ジェラート」880円など、ジェラートの味わいをさらに引き立てるアレンジメニューがあるのもうれしいポイントです。
これまで通勤や通学で通りすぎてしまっていた駅を“過ごす場所”へとシフトするMAISON CLASSICブランドの3店。ぜひ足を運んで、これまでにない上質な駅ナカ時間を体験してみて。
※価格はすべて税込
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https://www.instagram.com/tabelog/
文:當間優子 写真:お店から