絵? 本物? 目を奪われるビジュアルにSNSで話題騒然!

これが噂の「ショートケーキ缶」

2021年6月11日、スイーツに革命を起こすケーキが登場しました。SNSに投稿されたその画像は、ドリンク缶にショートケーキの断面が描かれているジュース?……と思いきや、なんと透明なプラスチック缶に入った生のショートケーキ! その名は「ショートケーキ缶」。イチゴはフレッシュとコンフィチュールの2種類を使用、他には生クリーム、アーモンドフロランタン、スポンジケーキが寸分の狂いなく配置されているので、手に取ってしばし眺めてみても「絵みたいだけど、本物なの?」と疑ってしまいます。

左から時計回りに、「ショートケーキ缶」(1,100円)、「ふわ缶〜柑橘とシフォンと生クリーム」「ふわ缶〜苺とシフォンと生クリーム」「ふわ缶〜ブルーベリーとシフォンと生クリーム」(各900円)

缶の蓋を開けると生クリームの間からちょこんとイチゴが頭だけ覗かせています。その姿が可愛いのなんのって! まずは生クリームから食べてみると、缶の中に入っていたとは思えないほどのふんわり感。続いて頭を覗かせていた甘酸っぱい大きなひと粒のイチゴがその姿を現します。その奥からはカリッとしたアーモンドフロランタン、ふわふわのスポンジケーキ、スライスしたイチゴ、とろりと甘いイチゴのコンフィチュールの織りなす食感と味わいの波が次々と押し寄せ、完璧にイチゴのショートケーキを表現します。思ったより甘さは控えめで軽いので、ひと缶ペロリといけちゃいます!

勤続5年、東京へ来て「Parfaiteria beL」を立ち上げてから「リゾットカフェ Risotteria GAKU 渋谷」も任された専務の小笠原典剛さん

容器は一般的なプルトップ缶。「生クリームが飛び散らないようにゆっくり開けてくださいね」と教えてくれたのは「株式会社GAKU」の専務、小笠原典剛さん。7月16日、札幌にオープンしたパティスリー「OKASHI GAKU」の店頭に設置された自動販売機で販売している、“本格的パティスリーのケーキが24時間買える”ように作られた2種類のスイーツ缶が「リゾットカフェ Risotteria GAKU 渋谷」のオープンに際し、お披露目として先行発売されたのです。開店時間前から行列ができたこともあり、一日に用意できる60個は夕方には完売してしまいます。「売れ切れ御免なので早めにいらしてください」と、小笠原さん。

「ふわ缶〜柑橘とシフォンと生クリーム」

「ふわ缶」は「柑橘」「ブルーベリー」「苺」の3種があり、トップとボトムにコンフィチュールを敷き詰め、側面にはフルーツピューレで作ったゼリー状のシートを丸くくり抜いて貼り付け、北海道産の生クリームとシフォンケーキ、アーモンドフロランタンを入れています。こちらもフルーツのポテンシャルを生かしつつ、それぞれがバランス良く重ねられています。最近では「ショートケーキ缶」より先に完売してしまう日もあるとか。