看板のない穴場の麺酒場「裏コマ」の扉はこうして開かれる
さてここまでは、いわゆる“表”の「駒や」のハナシ。いよいよ、今年2021年3月にオープンした「裏コマ」を紹介します。
倉田さんは、正統派の豚骨ラーメンを出す「駒や」をどっしりと軸に据えながら、自由な発想でラーメンの楽しさを伝えるラボ的な麺酒場を出す構想を温めてきました。そして今春、実現した「裏コマ」。といっても正式な屋号があるわけではありません。ファンから「裏コマ」、もしくは、東区・箱崎にあることから「箱コマ」と呼ばれています。看板のない「裏コマ」は、システムもメニューもとにかく変わった店です。会員制と言うと少し仰々しいですが、利用するにはステップがあるので下記をご参照ください。
1. まずは「駒や」のラーメンを何度か楽しむ
「駒や」のラーメンを愛してこそ、「裏コマ」を利用できます。特に、何回通えば、というものはありませんが、顔を覚えてもらいましょう。
2. 「駒や」での会計時に「裏コマ」チケットを購入
「裏コマ」のラーメンは「駒や」でチケットを買って初めて楽しめます。1枚1,000円、10枚綴りのみ。
3. 電話で予約
チケットの裏に「裏コマ」専用の電話番号が記してあります。予約して訪れてください。
メニューも店主の気まぐれ
メニューも倉田さんの気まぐれ。豚骨ラーメンではない、さまざまな創作麺が日替わりで1種登場。今までのメニューの一部をご紹介。すべてのラーメンは1杯1,000円。チケット1枚で楽しめます。
福岡市・高砂の人気店「中華そば 寿限無」のラーメンを「裏コマ」流に。「もちろん寿限無の千葉店主公認です(笑)」(倉田さん)
ラーメンイズフリーダム!を実感する創作麺の数々。倉田さんは「裏コマ」を、ゲスト店主を呼んだ麺イベントの場にもしたいと意気込んでいます。
今回は「駒や」と、最旬&超マニアックな「裏コマ」をピックアップしました。
ちなみに、福岡で看板のないラーメン店と言えば「元気一杯!」が有名です。バケツが営業中の目印。高菜から食べると追い出される(今はそんなことはないのですが)など、ファンが愛着を込めて「元気一杯!」を語るのと同じように「裏コマ」も、誰かに語りたい!教えてあげたい!!要素が満載です。
まずは、博多シャバ系を体感するべく「駒や」へGOGO!
※価格はすべて税込