目次
ディナーチケットは即完売! 「DREAM DUSK ENCORE」
2016年の初開催から、すべてのディナーチケットが発売直後に完売している「DREAM DUSK」。人気絶頂の中、第5回となる2022年の開催で「ファイナル」とアナウンスされていた美食イベントだ。ところが「最後に1回だけ」と銘打ち、アンコールでの開催が決定。案の定、その発表直後に特別ディナーコースの330席が予約で埋まったという。
今一度おさらい。「DREAM DUSK」とは?
予約困難な名店の料理人が繰り広げる夢のコラボレーション。多彩なジャンルを代表するトップシェフたち5人が手掛ける料理を、一晩で食べ歩くような体験ができるフードイベント。開催場所は福岡市内の国営公園内にある「ザ・ルイガンズ.スパ&リゾート」。海と緑に囲まれた絶好のロケーションの中、イベント名通りの「夢のような夕暮れ」を現実のものとしてきた。
初開催から驚かされてきたのが参加するトップシェフのそうそうたる顔ぶれ。今回のアンコール開催でも「天寿し 京町店 」の天野功氏、「Blanc Paris」の佐藤伸一氏、「鳥しき」の池川義輝氏、「TACUBO」の田窪大祐氏、「肉料理かなえ」の北口圭奈笑氏&亮佑氏が一堂に会する。
ソムリエやドリンクディレクターとしてマルチに活躍する大越基裕氏、超自然派の日本酒で業界を牽引する「仙禽」11代目蔵元の薄井一樹氏による、一流の料理に合わせるペアリングも抜かりない。
総合プロデューサー・本田氏が語るアンコール開催の経緯
イベントをゼロから立ち上げ、総合プロデュースを行ってきたのは、食べログ グルメ著名人でもあり食通として知られる実業家、本田直之氏。昨年の開催前には「惜しまれるぐらいのところでやめるのがいいと思う」と語っていたが……アンコール開催の裏側には、どのような事情があったのだろうか?
本田さん
本来であれば切りの良い2020年、全5回の開催で有終の美を飾りたかったんです。しかしコロナ禍で2020年は延期、その翌年もまた延期となり、ファイナルが開催できたのが2022年。みんなでようやく集まれた喜びはあったのですが……マスク着用が義務づけられ、ソーシャルディスタンスの制限もあり、なんかこう、消化不良だったんです。このままでは終われない。そんな思いが関係者みんなに生まれました。
――参加者からも多くのアンコールの声があがっていました。
本田さん
そんな声に応えて、今回も本当に素晴らしいシェフたちが集まってくれることになりました。初開催からバックアップし続けてくれた「ザ・ルイガンズ.スパ&リゾート」のチームも、今から気合い入れて準備してくれています。コロナ禍の規制も緩和されて、今回こそ100%の集大成。本当に最後の最後、最高の思い出を残して終わりたいと思います。
焼鳥達人たちも集結! 福岡の名店をめぐるアウトドアランチ
――ランチの開催もすごい食体験ができると評判ですね。
本田さん
ディナーとは趣向を変え、ランチは福岡の名店をハシゴして楽しむようなアウトドアイベントになっています。年々規模が大きくなり、前回は1,000人を超える参加者が集まってくださいました。今年は招待制の人気イベント「焼鳥達人の会」ともコラボレーションして、東京と大阪の焼鳥達人たちも出店する予定です。FPMこと田中知之さんが流す音楽も会場を盛り上げてくれることでしょう。
――福岡の参加店はどのように決めたのでしょう?
本田さん
僕がハシゴして回りたいお気に入りの名店です(笑)。実際に各店舗に通っていますが、予約が難しいこともあり、一気に回ることは不可能なので、その願いを実現するために開催しているイベントとも言えます。夢のようなひとときを「みんなとシェアしたい」っていうのが一番のモチベーションですね。
ラーメンからソフトクリームまで! 本田氏おすすめの名店を一挙紹介
――まずはどのお店に向かうべきでしょうか?
本田さん
全部おすすめのお店なので、その場の雰囲気で選んでいただければと思います。たとえば「秀ちゃんラーメン」と「麺道はなもこし」は師弟関係にあって、昨年の開催では素晴らしいコラボ麺を提供してくれました。