3/1から提供開始! 月替わりの超独創的ラーメンとは?

そして「OLD RAMEN」のファンが楽しみにしているのが、週替わりの魚介を使ったラーメンと月替わりのフルーツラーメン。特にフルーツラーメンはSNSを見て海外から訪れる客も多く、今年に入ってからもすでに、2種のフルーツラーメンが登場。1月は半割りのパイナップルのビジュアルによるインパクトも強烈なpineapple milk、2月は串刺しにした苺とラーメンの相性を突きつめたstrawberry milkだ。

「なにか突飛なことをしたいとか、そういうのを狙ったわけではないんです」と話す店主にフルーツラーメンの誕生秘話を聞くと「わさびを使ったラーメンを作っていたときに、近所のコンビニで売っていたりんごが目に入って。もしかして、うちのラーメンに合うのではないかと試作してみたら、果実の酸味がびしっとハマったんです。それから、いろいろな果物を使うようになりました」

店主はもともと読書好き。気に入った小説の作品名や作中の言葉の雰囲気から想像してフルーツラーメンの盛りつけを考えているという。そうなると3月の新作が俄然、気になる。少しだけ“早出し”をお願いしたところ、快く紹介してくれたのが、りんごを使ったapple milkだ。

「apple milk(晶-akiraka)」1,500円。フルーツラーメンには“ART NAME”がつけられており、3月の新作には「光り輝く」を意味する言葉が。りんごを使ったラーメンは2025年の3月いっぱいまで提供

まず驚くべきは、やはりそのビジュアル。りんご飴にも使われるアルプス乙女という品種の姫りんごとブルーベリーをかじりながら食べるのがおすすめで、スープにもりんごの果汁をたっぷり使っており、一口ごとに未知の味覚が開くような、不思議な感覚に。フルーティさの中にきりっとした酸味もあり、ベースのスープとの一体感も秀逸だ。一度食べたら箸が止まらない、これはまさに“禁断の果実”。

りんごとブルーベリーをカクテルピンからはずし、丸かじりしながらスープを味わえばまた違う風味を楽しむことができる。味の冒険を存分に楽しみたい

クラフトビールにデザートも!? 毎月、足を運びたくなる仕掛けが盛りだくさん!

ビールは飲み口もさわやかなブルームーンやブルックリンラガーなどを缶で提供。1缶1,000円

「あの味がたまらなく恋しい!」というラーメン店もあれば、進化を求めて通うラーメン店もある。「OLD RAMEN」は「いつものあの味」も「未体験の一杯」もある希少な店。クラフト缶ビールの種類も充実しており、この頃はデザートまで用意するなど、いつでも新しい楽しみが待っているからこそ、何度でも足を運びたくなる。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込。

撮影:片桐圭
取材、文:小寺慶子、食べログマガジン編集部