〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
広尾九尺(東京・広尾)

2025年12月、広尾駅から徒歩1分ほど。複合型コミュニティ施設「EAT PLAY WORKS」1階に、煮干そばと炭焼き料理、そして熟成酒を軸に据えた新店「広尾九尺(ひろおくじゃく)」がオープンしました。手がけるのは、横浜発の煮干しラーメン専門店として知られる「丿貫(へちかん)」グループ。煮干しの可能性を追求し続けてきた同グループが、新たな表現に挑んだ注目の一軒です。
実はこの物件、数年前から出店のオファーがあったものの、施設の特性上“酒を楽しむ大人の場”であることから、ラーメン一本では成立しないと判断し、これまで見送ってきたのだそう。転機となったのは、フランス料理のシェフがチームに加わったこと。料理の幅と表現力が広がり、「煮干そば」「和牛炭焼き」「熟成酒」という三位一体の構成が完成し、満を持しての出店となりました。店主は「丿貫グループ」の創業オーナー、厨房を率いるのは元・駐独日本領事館の公邸料理人です。

大使館や領事館が点在し、海外からの来訪者も多い広尾エリア。その土地柄も意識し、日本的な煮干しのうまみ、和牛の炭火焼き、そして奥行きのある熟成酒を組み合わせた新しい食の楽しみ方を提案したいという思いも、この店を立ち上げた理由のひとつとのこと。店内は黒を基調とした、バーのように落ち着いた雰囲気。無駄を削ぎ落としたモダンな空間に、カウンター8席とテーブル4席を配し、静かに食と酒に向き合える大人の時間が流れます。

看板メニューのひとつが「炭火短角牛と芳醇節重ね煮干蕎麦」1,350円。直接生産地へ赴いて仕入れる伊吹いりこをベースに、鰹節、宗田鰹、真昆布を重ね、奥行きのあるスープに仕上げています。そこへ炭火で香ばしく焼き上げた北海道産短角牛を合わせることで、煮干しのうまみと肉のコクが幾重にも折り重なる、ここでしか味わえない一杯に。煮干そばの枠を超えた完成度に驚かされます。

ランチタイムには、煮干そばと和えそばを組み合わせたセット「煮干蕎麦+本日の和え蕎麦」を用意。「牡蠣パルミジャーノの和え蕎麦」や「短角牛のラグー和え蕎麦」「鮑の肝和え蕎麦」など、丿貫らしい攻めた発想が光るラインアップです。和えそばはそのまま楽しむのはもちろん、煮干蕎麦に少しずつ合わせて味の変化を楽しむのもおすすめ。特に熟成酒との相性を意識した味付けで、昼から一杯……という誘惑にも抗えません。

ディナータイム限定で提供される「北海道産短角牛の炭焼きグリル」2,500円も必食。フランス料理のシェフが炭火でじっくりと焼き上げる一皿です。赤身主体でありながら、きめ細かく入ったサシが生むまろやかな旨みと、噛むほどに広がる肉の滋味。シンプルだからこそ、素材と技の確かさが際立ちます。

なお、支払いは完全キャッシュレス。洗練された空間と料理、そして酒をスマートに楽しむ、広尾らしい一軒として、今後ますます注目を集めそうです。
食べログレビュアーのコメント

『チャーシューは炭火で焼き上げた北大短角牛サーロイン。
甘やかで艶やかな肉汁とともに酢日の香ばしい香りが食欲をそそる。
サーロインはスープに沈めて肉汁を溶かすのがおすすめだそう。
お肉が火が通りすぎてもよくないので、おすすめはしゃぶしゃぶとサーロインの肉汁をスープに落としていく感覚。これが一番ベストかもしれん。
後半明らかに牛の脂の旨味がプラスされてまた一段感上のスープにグレードアップ。
スープ、麺、チャーシュー、かいわれと非常にシンプルな構成の一杯だが、驚くほど満足度が高く、スープはほとんど完飲してしまった』(ノアマンクロウさん)

『ノ貫と言えば煮干100%がズッドーンを名物としていたが、
今店舗の煮干中華そばは、煮干をベースに様々な節をミックスしたものとなる。
スープを飲んでみると煮干がガツンと効きながらも、あとから節が重なりあうウンチク通りの味、
そして、ノ貫のラーメンとしては良い意味で違和感ある逸品となる。
(ただ、やはりノ貫が作るという事で味は全体的に強めインパクト)
麺に関しては全粒粉麺の中細麺で、
この細さながらも太麺のようなモチモチ感が炸裂する個性的な麺。
そして、名物のチャーシューは北海道産短角牛を炭火でローストで
これは絶対間違いないヤツだ(笑)』(マーコラーメンさん)
※価格は税込。



