〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

北新地 ふか(大阪・北新地)

2023年5月8日、大人のためのグルメの名店が集う北新地に「北新地 ふか」がオープンしました。完全予約制で、高級食材をふんだんに使った、餃子を熟知した職人の技が光る究極の餃子を贅沢に楽しめる店です。

斬新なデザインの店舗外観 写真:お店から

大阪近郊で、親の代から続く45年の歴史を持つ餃子専門店の店主を務めてきた楠さん。常に細部まで突き詰めて餃子にこだわる楠さんが美食家ばかりを招待して行った餃子1万円コースが大評判に。この経験を元にもっと進化させた、誰も味わったことがないような餃子を作ろうと、関西の美食家たちが集う北新地に店をオープンするに至りました。

店主の見事な手さばきと、料理が出来上がる様子をライブ感いっぱいに楽しめます 写真:お店から

店は外観デザインから斬新。看板が無く、丸太の上に置かれた中華包丁が目印です。店内中央にはセイロと鉄板などがあるキッチンを囲むようにU字形になったカウンターが置かれています。席はこのカウンターに、8席のみになります。

「餃子おまかせコース」11,000円 写真:お店から

メニューは、全12個の餃子を含む18、19品から成る「餃子おまかせコース」のみ。餃子の皮はすべて手ごねで、包む餡によって、小麦粉の種類や合わせる浮き粉の配合を変えるというこだわりよう。こねる際も、水を使わずに昆布だしや、干し海老の戻し汁などを使い、風味豊かな皮を作り上げます。

季節の食材を大切にしている同店。どんな餃子が出てくるかはその時のお楽しみ 写真:お店から

包む具材は、その日の朝、市場で仕入れた新鮮な魚介類をはじめ、希少なマンガリッツァ豚や黒毛和牛の伊賀牛を用いたものまで多種多様な極上素材ばかり。これらの食材を、素材そのものが持つ良さを引き出すために和洋中のさまざまな技で調理し、工夫を凝らした皮で包み、餃子に仕立てていきます。

気仙沼産フカヒレ餃子 写真:お店から

シグネチャーとも言うべきメニューは、気仙沼産フカヒレ餃子。一級品と呼ばれる気仙沼産ヨシキリザメのヒレを手間暇かけて戻し、上湯スープの旨みをたっぷり含ませます。まるで金糸のようなフカヒレを女性のこぶし大の大きさの餃子にたっぷり包み、フカヒレの旨みが詰まった黄金色のスープと共にいただきます。まさに贅沢の極みのような餃子です。

小籠包の中が透けるほど薄い皮は、シェフの高い技術だからこそ実現 写真:お店から

そのほか、毛ガニのほぐし身と味噌をたっぷり詰め込んだ毛ガニ焼売や、塩水ウニを使用し、日本でも最薄の皮で包んだ小籠包、ポルチーニ茸と白トリュフを使った濃厚クリーム揚餃子などがズラリ。それぞれが逸品料理と言えるほど完成度が高く、これまでの餃子の概念を覆すものばかりです。

写真;お店から

一つひとつのメニューを開発するために1年以上の時間を費やし、自分だけの餃子を創り続けるという楠シェフ。まだ始まったばかりの「北新地 ふか」の餃子ストーリー。新たに広がる世界から目が離せません。

食べログレビュアーのコメント

Mやまさん
天然鮎の水餃子   出典:Mやまさんさん

『とても美味しい餃子づくしのお店
店員さんも愛想が、良くて最高でした^_^』(Mやまさんさん)

mmmm.716
水蛸と蕗の蕪シューマイ   出典:mmmm.716さん

『生地にもめちゃくちゃこだわりがあって

美味しいです!
ハマっちゃいます』(mmmm.716さん)

※価格は税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:小田中雅子