目の前で炎が燃え上がる!? 旨みも辛みも凝縮された真っ赤なラーメン

四川風辛味噌ラーメン「赤」は、辛さ:抜・少なめ・普通・増し・天国増し+200円、山椒シビレ:抜・少なめ・普通・増し・天国増し+200円をそれぞれ5段階から選ぶことができる。

山椒シビレを天国増しにすると、口内でピリピリする刺激がたまらない。辛さを天国増しにすると、ギネス世界記録で過去に世界一激辛な唐辛子に認定されたハバネロとさらにその上のジョロキア入り。

四川風辛味噌ラーメン「赤」850円(写真は辛さ・山椒シビレ 各天国増しで+400円)

火炎ラーメン(+100円 天国増しで無料サービス)を注文すると、目の前でラーメンがファイヤー!
※アルコールを燃やすため、お車の方はご遠慮ください。

SNS映えする撮影をした後は、いざ食べるモードへ。火が消えた後も香ばしいスープを一口飲んでみると、まだスープが燃えているかの如く、口の中が熱くてヒリヒリする! 激辛唐辛子の勢力が強い!

これに慣れてくると、辛い味噌ラーメン好きの店主がこだわりぬいた4種の神ブレンド味噌(北海道系や田舎味噌、京都の赤味噌などをブレンドし焼き入れたもの)のコクや、半日かけて煮込む豚ガラがメインで鶏ガラをブレンドして作る濃厚な旨味を堪能できる。

ここまでスープが辛いと麺が甘く感じる、という新たな発見もあり!

スープはソースのようにとろみがあって、千葉で創業95年の歴史がある山田食品から仕入れた中太ちぢれ麺とよくからんで相性が良い。

具は、チャーシュー、もやし、ヤングコーン、ニラ、わかめ、メンマ。鉄板で焼いたチャーシューは味にふくらみがあり、また格別!

 

金さん

味噌のアルコール分解酵素や唐辛子の食欲増進効果が期待できるからか、飲みすぎた翌日ですら、身体が欲する激辛味噌ラーメンなんですよね。

この赤いラーメンの辛さは、粗さの違う唐辛子、さらに辛いハバネロ、ブートジョロキアを調整して生まれている。そして自家製の山椒と花椒を油で漬け込んだソースをひとかけすれば香り高さと痺れも完璧だ。

カウンター席の目の前に置かれる粗さの違う唐辛子、さらに辛いハバネロ、ブートジョロキア
山椒と花椒を油で漬け込んだソース
 

金さん

激辛界には、ギネスクラスの唐辛子を大量に入れて、ただ辛い印象しか残らない商品があります。それはそれでニーズがあるみたいですが、こちらの激辛ラーメンは、飽きのこない程奥行きがあって、やみつきになります。もし麺を食べきってスープだけが少し残ってしまったら、〆にクッパを追加することをおすすめします。一杯で二度おいしく完食完飲に! ただし、辛さの耐性は、人それぞれ。ご自身の体調に合わせて、まずは無理せず適した辛さレベルを選んで楽しみましょう!

店主後藤(Goto)さんの真心が込められた手料理=「神(God)の手」という店名の由来も面白い。辛いものが得意という人には是非チャレンジしてみていただきたい一品だ。

※価格は税込です。

撮影:八木竜馬
取材、文:金成姫、食べログマガジン編集部