〈極上のうま辛グルメ〉

グルメな人が愛してやまない“うま辛”な逸品を紹介する「極上のうま辛グルメ」。刺激的な辛さのその先にある旨みこそが食べ慣れた大人たちの心を虜にする秘訣なのかもしれない。

今回はグルメライターの金成姫さんがおすすめする、炎が燃え盛る、激辛ラーメンをご紹介！

教えてくれる人

激辛料理専門家　金 成姫

調理師免許やフードアナリスト1級等の資格を取得後、さまざまな商品開発に関わり、イベントやメニュー監修などを手掛ける。特に、得意ジャンルの旨辛や激辛料理やお店についてテレビ等のあらゆるメディアでコメントし、活動の場が広がっている。

あの有名YouTuberを起用したCMで話題になった店は新高円寺にあり！

新高円寺駅から青梅街道沿いを5分ほど歩くと、今回ご紹介する「鉄板焼き＆拉麺dining 麺昇 神の手」に辿り着く。ラーメン文化の根強い高円寺で、何度も暖簾をくぐるファンが多い。

店内は、鉄板焼きのライブ感あるカウンター席と奥にテーブル席があり、鉄板焼きとラーメンのメニューが豊富。ラーメン目当てのお一人様客もいれば、特に夜は鉄板焼きをつまみに飲みに来る業連客に愛されている。

ハワイ仕込みの本格派鉄板焼きが楽しめる！

店主の後藤高範さんは、学生時代に飲食店でのアルバイトを始め、千葉で人気の焼肉店でメインスタッフとして活躍。卒業後、白金の鉄板焼き店「甚六」にて13年修業を積む。ハワイの姉妹店で毎年2カ月ほどマネージャーとして滞在。海外を行き来しつつ、さらなる飛躍を求め、パン作りやデザート、イタリアンなどの知識も学ぶために複数の店舗を掛け持ちで働き、プロとしての感覚を磨いていった。

その後、神田の老舗「懐石割烹 輝（きらり）」で和食を学び、食への追求だけでなく、質やおもてなしの大切さを学ぶ。その後、飲食関連会社の社長や飲食店のレシピ開発、さらには新規立ち上げのコンサルティングを行うなど幅広く活躍してきた。

これまで研鑽を積んできた集大成として、2017年5月に「鉄板焼き＆拉麺dining 麺昇 神の手」をオープン。鉄板料理出身で、ラーメン好きの店主ならではの発想で、鉄板料理やさまざまな創作ラーメンを生み出している。

数ある鉄板焼きメニューの中で、一押しは「ガーリックシュリンプ」。こちらは、ハワイで学んだローカルフードを、鉄板を活かしてアレンジ。今ではスペシャリテの一つとなった。

一口では食べられないほど大きな海老を使用。味付けは、塩胡椒にガーリックバター、そして仕上げにフライドガーリック。ぷりっぷりの食感でお酒が進む風味豊かな味わいだ。