〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

Abajo（東京・市ヶ谷）

2023年2月、市ヶ谷駅から徒歩3分ほどの場所にオープンした「Abajo」は、雰囲気の良い空間で希少な洋酒やワイン、カクテルを楽しめるバーです。手掛けたのは食の都パリで生まれ育ち、料理を学び、スペインのモダン・スパニッシュの先駆けでミシュラン三つ星レストラン「Sant Pau」のヘッドシェフを務めたJÉRÔME（ジェローム）シェフ。これまでも「食からの体験」をコンセプトに、バルセロナの最先端ガストロバーを日本にいながら体験できると人気の広尾のスペインバル「Gracia」や、市ヶ谷のスパニッシュライブキッチン「Tinc gana」を展開してきました。

店名はスペイン語で「地下へ」という意味。その名の通り地下1階に位置する店内には、イミテーションではなく、本物の薪を使用したこだわりの暖炉が置かれ、非日常空間を演出します。パチパチと燃える火を眺めているだけで、癒やしの時間が流れます。暖炉と一体化するように、上質な北欧家具が配置され、一人でくつろげるカウンター席5席と、しっとりと親しい人と語り合えそうなテーブルが9卓あります。

ドリンクは、ラムやジン、ウイスキーなど幅広い種類を約200種類ほど用意。ワインは「グラスワイン」（赤・白1,500円～）で、ソムリエが厳選した世界各国のボトルワインを100種類以上取り揃えています。ペルー原産のブドウ果汁を原料にした蒸留酒「Pisco」1,600円は、スペインやイタリア産も用意。日本のウイスキーも豊富で、北陸でただひとつのウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」で造られるヘビリーピーテッドの麦芽を用いたこだわりのウイスキー「MOON GLOW Limited Edition 2020」3,800円や、サントリー「響 21年」 8,700円など、貴重な一杯も楽しめます。

フードメニューは「スモークサーモンのサラダ仕立て　サワークリーム添え」1,800円や「自家製イワシの燻製」1,800円など、本格スモーク料理がおすすめです。他にも、高級生ハム「ハモンイベリコ」1,900円や、サルサソースをかけたスペインのフライドポテト「パタタス・ブラバス」1,200円など、お酒に合いそうなメニューを用意しています。

大切な人との距離が近づきそうな、落ち着いた雰囲気のバー。疲れた時や気分をリセットしたい時にも、暖炉の火を眺めながら、おいしいお酒でリラックスできる、おすすめの大人の隠れ家です。

※価格はすべて税込