〈「食」で社会貢献〉

2030年までの国際目標「SDGs」(=Sustainable Development Goals〈持続可能な開発目標〉の略)など、より良い世界を目指す取り組みに関心が高まっている昨今。何をすればいいのかわからない……という人は、まずお店選びから意識してみては? この連載では「食」を通じての社会貢献など、みんなが笑顔になれる取り組みをしているお店をご紹介。

おいしさ、心地よさからつながっていくSDGs

今回訪れたのは、2023年のオープン以来、子供連れのファミリーを中心に幅広い層から人気となっている東京・外苑前のレストラン「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」。
紅葉スポットとして知られる神宮外苑いちょう並木に隣接した「Itochu Garden」の地下1階にある。

レストランの入口前は道路よりも少し低い位置に広場を設けたサンクンガーデンとなっており、大通りの喧騒を感じない落ち着いた空間

「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」は、伊藤忠商事が、SDGsの取り組みの一つとして立ち上げた、おいしく、楽しく、サステナブルな食体験を提供するレストラン。
SDGsやサステナブルと聞くと「ハードルが高い」というイメージを抱きがちだ。そこで「星のキッチン」では、メニューはパスタやサラダ、お子様ランチなど、子供から大人までみんなが好きな定番メニューが勢揃い。
その中で、有機農法、地産地消と旬の食材、フェアトレード、アニマルウェルフェア(家畜のストレスを減らす畜産のあり方)など、サステナブルな食材を使用している。

親しみのあるメニューを、居心地のいいカジュアルな空間で提供することで、誰でも気軽にサステナブルな食事を楽しみ、SDGsの学びを得られるのが特徴だ。

木のぬくもりを感じる店内。テーブル席のほかにボックス席、テラス席もある全64席。中央にトッピングバーも

明るい店内は、広々としていて、木を多く使ったナチュラルな雰囲気。
全席で無料Wi-Fiを使用できるほか、コンセント付きの席も50席以上完備。
さらに、ベビーカーでも入店しやすいようスロープを設置し、席まわりのスペースを広くとってあるなど、ビジネスパーソンから小さな子供連れのファミリーまで、さまざまなシーンで利用できる工夫がなされている。

ベビーカーでも入りやすいよう段差を少なくし、ゆとりのあるテーブル配置になっている

「2階に子供向けの無料施設が併設されていることもあり、お子様連れのお客様に多くご利用いただいていますが、老若男女どなたでも、ゆっくり安心してお食事を楽しんでいただけます」と話すのは、店長の山崎益宏さん。

サステナブルな食の世界を広げるギャラリースペース
壁沿いの棚にはサステナブルな食品やキッチン雑貨などが並んでいて、二次元コードからオンライン購入することができる
店内にある塗り絵や色鉛筆、絵本は自由に使ってOK

さらに、乳幼児には無添加で有機・無農薬の野菜と天然だしで手作りした離乳食を無料提供(2食目から300円)。キッズチェアや紙エプロンが用意されているのも子供連れファミリーに好評だ。