〈食通が占う、2026流行る店〉

大阪・関西万博の開催などにより、活気に満ちた2025年。さまざまな国の文化や料理に触れる機会にもなったのではないでしょうか。一方で、物価高騰のニュースが目立った1年にもなりました。2026年も続くであろう物価高に負けず、飲食業界が盛り上がりますように!

そんな願いも込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2026年注目の「ブレイクしそうな店」「3,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。

今回は国内外問わず、音楽業界で活躍する田中知之(FPM)さんにお答えいただきます。

教えてくれる人

田中知之(FPM)
DJ/プロデューサーとして国内外で活躍。FPM名義で8枚のオリジナルアルバムをリリースする他、多数のアーティストの楽曲プロデュース、100曲以上のRemixも手掛け、東京2020オリンピック開閉会式、パラリンピック開会式では音楽監督を務めた。食通としても知られ、DJツアーで培った全国各地を網羅する情報量の多さから、各界著名人からの信頼も厚い。

2026年のブレイク予想

Q. 2026年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?

A. 「seto」です

nori0817
赤貝・柿・ドライトマトのさっぱり煮+トマトジュレかけ   出典:nori0817さん

2025年11月オープンの新店。北欧やペルーの名店での修業経験がありながらも、オーナーシェフの脊戸壮介氏はまだ29歳。発酵技術、そして変態的……いや天才的な変わりダネのハーブ使いによって仕上げられる重層的な香りと味わいを持つ12皿のコースが税込2万以下は破格。革新的、野心的ではあるが、食べ手の高いリテラシーを要求することなく、誰が食べてもちゃんと整ったおいしい一皿に仕上げる手腕は驚き。フォークとナイフではなく、箸で食べる提案も良い。予約が容易いうちに是非訪れるべき。

アンダー3,000円のお手軽グルメ

Q. 2026年に〈ブレイクしそうな3,000円以内のグルメ〉は何ですか?

A. 「洋カツ屋 ドン・デ・ラ・ナチュレ」の「幻水豚のポークカツ(ライス・スープ・サラダ付き)」1,900円 です

あげてびち
幻水豚のポークカツ   出典:あげてびちさん

恵比寿に昨夏オープンした、有機、自然、無添加にこだわった食材を丁寧に調理して提供してくれる洋食屋さん。基本メニューにスープ(この日はかぼちゃのポタージュ)とご飯(在来種旭〈あさひ〉の七分づき)がセットになっているから定食屋と言っても良いかも。ガッツリと揚げ物やお肉を食べているのに、なんとも清らかで罪悪感がゼロな食後感がもう最高。かと言ってしっかりボリューミーでコスパも良い。低温2度揚げ+余熱で仕上げる幻水豚のポークカツの火入れも完璧。

もう大人気店になる気としか思えない。冬場は季節限定の牡蠣バター焼きも人気。私は通い詰めて全メニュー制覇したい。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込です。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:田中知之、食べログマガジン編集部