寿司屋気分が味わえるピッツェリアとお好みOKの鮨店が登場
12月8日、恵比寿にオープンした「pizza marumo」に行かれたら、ぜひオーナー本倉裕樹さんがピッツァを調理する近くのカウンター席にお座りください。特製の木箱からピザ生地を取り出して具をのせ、木製のピザピールで後ろの特製薪窯へスッと。麻布十番「SAVOY」のピッツァイオーロとして人気を博した匠の技を堪能できます。
店内は高級感があって、和の素材を具に多用していることもあり、まるで寿司屋で職人さんが握る姿を眺めているかのよう。
アンチョビの代わりにサバの干物を使い、シイタケや鰹節、昆布などで旨味を出した“JAPANESE UMAMI”やヴィーガンピザなど工夫を凝らしたメニューも多く、これからが楽しみなお店です。
麻布十番大通りの1階には、12月5日 「寿司海路(ウミジ)」がオープンしました。銀座の和食割烹「ぎんざ山路」の新業態ですが、なんといってもお好みでも食べられるのがうれしいお店です。カウンターとはいえ、オーダーは流行りのQRコードからLINE。目の前に職人さんがいるのに不思議な感じもしないではないですが、まあ、それはそれ。カジュアルな値段で好きなものを好きなだけ食べられるので、チェックしておくといいかもしれません。
ちなみに近くの名店「秦野よしき」のカジュアル立ち食い寿司「立喰 鮨となり」もお好みで食べられます。
高級寿司も12月4日、「鮨あらい」や「すが弥」等を経て独立した米山淳さんが内幸町に「鮨 よね山」を開くなど、相変わらず出店ラッシュは止まりません。
回転、立ち食い、お好み、高級店の半額くらいのプライス店など、細かなジャンルが乱立する 寿司業界。果たして2023年はどうなるのでしょうか。
朝7時半から営業の鰹節丼専門店
変わったところでは12月12日、 淡路町に「鰹節丼専門店 節道 BUSHIDO 東京淡路町店」というお店がオープンしました。京都の人気店が東京初進出です。
朝7時半からの営業で鰹節丼の定食をいただけます。鰹節丼といえば、グルメなみなさんは渋谷の「かつお食堂」を思い浮かべることでしょう。あちらは“かつおちゃん”こと永松真依さんが愛情をこめて目の前で削る姿が有名ですが、こちらは、機械で土佐の本枯節を0.01ミリの薄さまで削ります。
その鰹節が山のように盛られた丼に汁物、漬物、生卵におばんざい一皿で1,000円。まず、鰹節を味わい、生卵をかけ、最後は卓上ポットから出汁をかけてお茶漬けに。満足感が高いうえに胃もたれもないので、たっぷり食べても眠くもならず仕事がはかどります。
朝食を楽しめる個性的な店が増えてきたことも、2022年の食の特徴かもしれません。
きっと2023年も魅力的なお店が続々とオープンすることでしょう!