【食べぺディア】ケーキの概念を覆す!? 『ショートケーキ缶』

当たり前のように食してきたけれど詳しくは知らない定番食材や料理、流行っているのは知っているけれど実はまだ食べたことがないスイーツなど、食の世界は未知の情報で溢れている。そんなときは「食べぺディア」を読んで情報アップデート! 行きたいお店も保存しちゃおう。

本格パティスリーの味をIN! 話題の「ショートケーキ缶」とは?

ショートケーキ缶 撮影:馬場敬子

今年6月に登場して以来、SNSやメディアでまたたく間に話題となった「ショートケーキ缶」をもう試しただろうか? 自動販売機で買えるプルトップ缶入りのケーキという、斬新なスタイルと美しいビジュアルに目が行きがちだが、その味も侮るなかれ。

ひとつひとつ手作りで、透明の容器には北海道産の生クリーム、イチゴ、スポンジケーキ、イチゴのコンフィチュール、アーモンドフロランタンが敷き詰められており、本格的なパティスリーの味になっている。

蓋ぎりぎりまで、ケーキがぎっしりと詰まっている 撮影:馬場敬子

開発したのは、パティスリーや夜パフェ専門店を展開する株式会社GAKU。ショートケーキ缶は、持ち運びや閉店時間を気にすることなく、ケーキを楽しんでほしいという思いから誕生した。

販売は、まず東京・渋谷「リゾットカフェ Risotteria GAKU 渋谷」の店内にて6月から先行発売をスタート。さらに、7月から北海道・札幌「pâtisserie OKASHI GAKU」の店先に設置した自動販売機で24時間販売を始めた。

レビューメーカー
店先に設置された自動販売機。大人気につき売り切れていることもしばしば   出典:レビューメーカーさん

自動販売機の数は徐々に台数を増やしており、2021年12月現在は北海道2箇所、大阪2箇所、東京3箇所、千葉1箇所(12月25日まで)に設置中。店内で落ち着いて食べたい方は、東京のリゾットカフェ Risotteria GAKU 渋谷がおすすめだ。

「ショートケーキ缶」が食べられるのはどこ?

【東京】ゆったりショートケーキ缶を楽しむなら「リゾットカフェ Risotteria GAKU 渋谷」へ!

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専用の長いスプーンと一緒に提供   出典:mimo0301さん

全国で初めてショートケーキ缶を販売したのが、イタリアンレストランで修行してきたオーナーが営むリゾットカフェ Risotteria GAKUの渋谷店。10年以上前から札幌で人気を誇ってきたリゾット専門店の東京初の店舗だ。

ショートケーキ缶は甘さ控えめで軽い食べ心地なので、おいしいリゾットを食べたあとのデザートにぴったり! 店内でも、テイクアウトでも楽しめるのがうれしい。

あまりの人気ぶりに12月中はショートケーキ缶の製造強化に伴い休業とのこと。ただし同ビル内の姉妹店「夜パフェ専門店Parfaiteria beL(パフェテリア ベル)」にて、ショートケーキ缶のテイクアウト販売は受付中だ(平日・日曜は16:00〜23:30、金曜・土曜は16:00〜24:30にて受付)。

【北海道】自動販売機で24時間いつでも買える! 「pâtisserie OKASHI GAKU」

辛口トトロン
写真真ん中が「ふわ缶(ブルーベリー)」。テイクアウト用の長いスプーンが付いている   出典:辛口トトロンさん

ショートケーキ缶の自動販売機第1号の設置は、札幌のpâtisserie OKASHI GAKU。24時間いつでもショートケーキ缶を買えるとあって話題だが、現在はシフォンケーキを詰めた「ふわ缶」も大人気に。

ふわ缶には、たっぷりの北海道産の生クリーム、旬のフルーツのコンフィチュール、フルーツピューレで作るドット、ふわふわのシフォンケーキが詰まっていて、ショートケーキ缶よりも売れる日もあるとか!

その他、「ティラミス缶」や「モンブラン缶」などさまざまな種類が登場しているので、こちらもぜひチェックしてほしい。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※記事公開日(2021年12月24日)時点で「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名等を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。

文:平石紗代、食べログマガジン編集部