近年、国内のみならず海外からも熱い注目を浴びている「日本酒」。日本酒というと、本当に酒好きの人が好きなお酒、どれを頼んでいいかわからない、ちょっと苦手という方も多いのでは? そんな方々もおいしい料理にペアリングされた日本酒を飲めばきっと新たな魅力に開眼するはず! 日本酒を気軽に味わえる体験型のお店から様々な銘柄を一晩で味わえる飲み放題があるお店まで、ぜひ押さえておきたい5軒のお店をご紹介。

 

1. 見るも味わうも、贅を尽くした日本酒を体験する

長谷川栄雅 六本木|六本木

撮影:sono(bean)

昨年の12月、六本木の「国立新美術館」近くにオープンした「長谷川栄雅 六本木」は、日本酒というかたちで「日本の美」を追求する寛文6年(1666年)創業の兵庫県姫路市の老舗、ヤヱガキ酒造が手掛ける日本酒のショップだ。こちらのお店でぜひ体験してもらいたいのは、1日5組限定で希少な日本酒「長谷川栄雅」5種類とそれに合わせてシェフが用意した肴5種類を味わえる予約制の日本酒体験5,000円(税抜)。

日本酒体験5,000円(税抜) 撮影:sono(bean)

肴は3ヶ月ごとにシェフを替えて提供される予定で、6月末までは国内外で活躍する注目の女性シェフ、「été(エテ)」の庄司夏子さんがプロデュースしたメニューが頂けるとあり話題を呼んでいる。取材時のメニューは「ホワイトアスパラガスのお浸し、季節の柑橘」「ウドのピクルス、春の香り」「塩漬け卵黄の酒粕漬け」「菜の花と蕗の薹のタルト」「酒香るガナシュ、求肥」。メニューから器まで考え抜いたという、美しい色彩の料理にしばし魅入ってしまう。贅沢な空間と時間、贅沢な肴とおもてなし、ぜひ五感を研ぎ澄まし歴史と伝統に裏打ちされた最高の日本酒を味わいたい。

 

>>詳細はこちらから
1日5組限定! 新たなスタイルで堪能する日本酒体験

 

2. 粋な日本酒には山形のおいしい食材を

Whim SAKE & TAPAS(ウィム サケ アンド タパス)|三軒茶屋

「初回醸造酒(どぶろく)」1杯600円(税抜) 撮影:長谷川 潤

昨年夏、東京の三軒茶屋に醸造所を併設したお店をオープンし話題になっているのが、山形のSAKEメーカー「WAKAZE」の直営店「Whim SAKE & TAPAS(ウィム サケ アンド タパス)」。店内のガラス越しに4つの小型タンクを並べ常時複数種のお酒(「その他の醸造酒」にあたるどぶろくや玄米酒など)を醸造している。

「熟成庄内豚ロースハムのステーキ」800円(税抜)「ORBIA SOL」1杯800円(税抜) 撮影:長谷川 潤

こちらのお店ではどぶろくをメインに「WAKAZE」が手がける柚子や檸檬、山椒、生姜といった和の柑橘やハーブを日本酒造りに取り入れた「FONIA(フォニア)」シリーズなどの風変わりな日本酒も用意。これらのお酒に合う料理は……と悩む方には、メニューに記されているペアリングのオススメがあるのでぜひ参考にして。料理は、山形県庄内地方の食材を積極的に取り入れている。フードメニューをめくれば、だだちゃ豆、式部茄子、庄内砂丘メロンなど、生産者の顔写真と共に紹介されているので、ぜひチェックして。

 

>>詳細はこちらから
〈噂の新店〉三軒茶屋に醸造所が誕生!ここから発信する新たな日本酒とは

 

3. マグロをつまみ、自分好みの日本酒探しの旅へ

吟醸マグロ 武蔵小杉|武蔵小杉

神奈川・川崎の武蔵小杉駅前にオープンしたマグロと日本酒の専門店「吟醸マグロ 武蔵小杉」。店名の通り、豊洲新市場から毎日仕入れた新鮮なマグロと様々な銘柄が揃った日本酒をじっくり堪能できるお店だ。

「名物マグロ刺身盛り」は1人盛り980円(税抜)

こちらのお店では、日本酒好きの方にはうれしい「お手頃60分セルフ利き酒コース」(1,500円・税抜)なるメニューが! 関東はもちろん、東海地域の日本酒など常時60銘柄を揃え、セルフスタイルで日本酒セラーから飲み比べができるとあって大人気。もちろんお酒のつまみにはマグロ料理。お店一押しの「名物マグロ刺身盛り」は一人前から頼めるので仕事帰りにふらっと1人立ち寄るのも◎。自分の好きな日本酒をどこまで探し出せるか、様々な銘柄を味わいながら楽んで。

 

>>詳細はこちらから
マグロで人気のお店が遂に関東初進出!

 

4. 熱燗の魅力に開眼できるモツ酒場へ

モツ酒場 kogane|外苑前

撮影:三好宣弘(RELATION)

モツ料理と燗酒のペアリングをオススメしているのは、外苑前にある「モツ酒場 kogane」。一見、そのスタイリッシュな外観と内装に「モツ」?「燗酒」?と疑ってしまいそうなほど。今年の4月にオープンしたばかりだが、質、鮮度の良いモツとおいしい日本酒を味わえるとあって人気急上昇中。日本酒は特に燗酒をおすすめしているが、一つの銘柄でも温度帯によって味わいの変化を楽しめることが醍醐味だからなんだとか。

人気メニューの「リードヴォーとトウモロコシのかき揚げ」 撮影:三好宣弘(RELATION)

フードメニューはイタリアン、韓国料理、和食と居酒屋ならではの多国籍料理。中でも人気の「リードヴォーとトウモロコシのかき揚げ」はサクッとした衣とプリップリのリードヴォー(子牛の胸線)が交互に現れる食感が見事で、まるでカルボナーラを思わせる味わい。合わせる日本酒はぜひお店の方に相談を! 日本酒は季節もののため、その時々に合わせた最高のペアリングを提案してくれるはずだ。

 

>>詳細はこちらから
〈噂の新店〉「モツ料理×燗酒」という未知なる美味しさに魅了される女性たちが急増中!

 

5. 前菜から〆まで、すべて日本酒に合うんです

酒嚢飯袋 (しゅのうはんたい)|目黒

ご飯もがっつり、日本酒もがっつり!派のあなたにおすすめしたいのは、目黒に店を構える「酒嚢飯袋 (しゅのうはんたい)」。店のカウンター前に所狭しとたくさんのメニューがある中、お客の8割がオーダーするのは店主の「おまかせ」料理。「3皿+飯」1,800円や「4皿」1,800円など4種類の「おまかせ」がある。それに追加して注文したいのは「ALL ドリンクのみほうだい」(120分 3,000円〜)!

「Food おまかせ(4皿+飯)」2,300円 より〆の「海鮮わっぱ飯」

お店を訪れたお酒好きを公言するモデル・村田倫子さんも店主から提案されるマニアックな日本酒の数々に「銘柄日本酒の秘密倉庫なのでは?」と心も身体もほろ酔い状態! おすすめの前菜盛り合わせから〆のご飯に至るまでボリューム満載、お味も抜群。一日の締めくくりに、大いに飲んで大いに食べて大満足間違いなし。

 

>>詳細はこちらから
リーズナブルなのに満腹! お酒好きモデルが見つけた日本酒&創作和食の穴場って?

 

【合わせて読みたい】

お酒の注文なんて怖くない」その2 日本酒編

「お酒の注文なんて怖くない」その3 食前酒編

スマホ片手に味覚を判定。AIが日本酒を選ぶとどうなる?

〈出世ごはん〉立身後の社交場で役に立つ。“本物”のお酒をカジュアルに学べる名店