出世ごはん

デキるビジネスパーソンはこんなお店で食べている! 元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から見極めた「出世する店」を「おいしい理由」とともにご紹介!

No.39 お安く“本物”に触れて、出世への階段を上ろう

若いうちから本物を知っているのと知らないのとじゃ、人生のその後がうーんと変わっていきます。ヘンな話、この世にはニセモノがわんさか溢れていますから、本物を見極める目ってすごく大事なんですよね。たとえば、銀座のクラブのお客さまは“一流”ってことになっていますけど、かなり詐欺師も紛れ込んでいますし、ビジネスの世界でも怪しい輩にまともな企業が引っかけられた事件がニュースになってたりしますでしょ? 出世したいなら、当然、そんなニセモノに付き合っている暇はないわけですが、本物を見極める目は一日にしてならず。役職なんかなくても、お給料が低くても、常日頃から見る目を養う訓練をしていきたいものです。

 

今回ご案内する3店はお安いながらも、質の高い“本物”のお酒・ワインをリーズナブルな価格で提供するお店です。お値段控えめな分、立ち飲みスタイルとなっておりますが、これらのお店にて、自分の舌で覚えた味は一生モノ。こういうお店で若いうちから、本物に触れていただきたいですね。

1杯500円で各国ワインを飲み比べれば、テイスティングの腕も上がる!? カジュアルながら、本格的に修業を積んだフレンチシェフによる料理も人気。写真:お店から

 

「角打ワイン 利三郎」さんは東京の下町を代表するワインバー「遠藤利三郎商店」のディフュージョン版。グラスワインもおつまみも500円のものを豊富に取り揃えていらっしゃいます。オーナーの遠藤誠さんはワインに関する著書も出されているソムリエであり、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュというワインの3大生産地をはじめ、多くの産地のワイン騎士団から騎士の称号も受けているツワモノ!

純米酒はどの銘柄でも冷酒・お燗、グラス1杯100ml 500円。おつまみも全部500円。潔い価格設定からもオーナーの純米酒愛が感じられて、シビれます。出典:eri0749さん

 

1杯500円で厳選の純米酒がいただける「純米酒専門 Yata 新宿三丁目店」さん。名物「きき酒コース 1時間」2,000円を回数こなせば、違いがわかるビジネスマンになれるはず!? やっぱり、数をこなすって見る目を養う基本ですから、こういうお店はありがたいですよね。また、北海道にある全蔵元のお酒飲み比べやお魚と日本酒の相性体験など、マニアにも刺さるイベントも定期的に開催されていて、いろんな観点から純米酒への理解を深めることができます。

スタンディングで飲んで気に入ったものを、ショップでボトル買いできるのもうれしい。出典:ゆめゆめさん

 

「銀座 君嶋屋」さんは明治25年(1892年)から続く老舗酒屋「横浜君嶋屋」さんが手がけるお酒も買えて、スタンディングで飲むこともできる一軒。君嶋屋さんは平成の時代にビオのワインや日本酒、焼酎などを世に提案してブームの一翼を担い、ひと時代築いたレジェンドですから、本物だけでなく、次に来るお酒・ワインについての知識・情報を得ることができます。早速、令和ラベルの日本酒も置くなど、常に時代に合わせたアイテムを扱っていらっしゃいます。

 

以上、3軒はお酒・ワインに関するスマートな頼み方、飲み方も学ばせてもらえる場所です。そこでの体験は、みなさまが出世した暁に料亭や海外の高級レストランで要人と会うような場面でも必ず役に立ちますし、本物と詐欺師を見極める手助けにもなるはずですよ。

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