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今年の5月から新元号、「令和」元年がスタート。新たな時代が始まる今、改めて日本の文化として世界中に広まり、昔から私たちの心をほっと和ませてくれる癒やしの飲み物「日本茶」に注目。老舗が展開する新たな業態のお店から常にお茶を研究しおもてなしを提供するお店まで、日本茶の“いま”をご紹介。
1. おしゃれなだけじゃない! 世界中の人に日本茶の魅力を
櫻井焙茶研究所|青山
昨今の「日本茶」ブームを巻き起こしたと言っても過言ではない「櫻井焙茶研究所」。所長の櫻井真也さんはじめスタッフも白衣に身を包み、無駄のない所作でお茶を入れる姿はまさに「研究所」だ。茶房には大きなカウンターテーブルがあり8席並ぶ。王道の煎茶、抹茶やほうじ茶のほか、お茶を使ったお酒も飲むことができる。居心地の良い静寂な空間には日本のお茶を味わおうとするべく、沢山の外国人観光客の姿も。英語での対応も可能なため、もし外国人の方に日本でおすすめの飲食店を聞かれる機会があれば、ぜひ紹介したいお店だ。
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お洒落人がコーヒーをやめて、日本茶を飲み始めた理由。
2. 四季に合わせたお茶を楽しむなら
カネ十農園 表参道|青山
静岡・牧之原の茶農園が提案する、日本茶の体験型ティーサロン「カネ十農園 表参道」。こちらのお店で展開しているシーズナルメニューは4種類。4月までは桜をテーマに、収穫したばかりの生茶葉をじっくりと時間をかけて蒸し上げ、茶葉全体の風味を最大限まで引き出す静岡・牧之原発祥の製茶法を取り入れることにより、渋みがやわらかく芳醇さが際立つ煎茶に桜の花と葉をブレンドした「桜煎茶」950円(税込)を提供している。そのほかにも、桜煎茶に桜あんを混ぜたチーズホイップをのせた「一番茶チーズホイップティー 桜」750円(税込)など、ユニークなドリンクやあんみつなどのスイーツも多数。また店頭ではベースの茶葉とフレーバー素材を選んでオリジナルのフレーバーティーを作れるサービスもあるのでプレゼントにも最適だ!
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3. 御神水で淹れるお茶で心も体もエネルギーチャージ
茶菓円山|京都・東山区
出典:P-PROさん
京都の東山区、円山公園内にある甘味処「茶菓円山」は、数奇屋造りの静かな佇まいで日常の喧騒から逃れることのできる、そんな空間を提供するお店だ。こちらでは季節のスイーツやうどんなどの軽食が食べられるが、絶対に注文をしたいのが、すぐ近くにある八坂神社の御神水で淹れたお抹茶や日本茶。この神社の本殿の下には大地からパワーが吹き出る「龍穴」の上にあり、地下の大きな池には「青龍」がいると言われている。食べログ連載陣の藤島佑雪さんによると、青龍は東の方角を司り、朝や春などを意味するなど、始まりのエネルギーを持っているのだとか。祇園の芸妓さん、舞妓さんも御用達の「力水」とも呼ばれているこのお水を使ったお茶を飲めば、心も体もエネルギーに満ち溢れそう!
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舞妓さんも御用達。八坂神社の「ご神水」を使ったドリンクで、目指せ美人!
4. 気軽に楽しむ日本茶スタンドへ
八屋|千駄ヶ谷・代官山
2017年12月に千駄ヶ谷と代官山に連続オープンしたのは、日本茶スタンドカフェ「八屋」。 “日本茶を新しい文化として現代に再構築”をコンセプトに、お茶の奥深い愉しみを提案する。煎茶、ほうじ茶、玄米茶のほか、お茶のラテやお茶に似合いの和菓子など沢山のオリジナルメニューが用意されているが、そのなかでもおすすめは抹茶を点てるように茶筅でつくるお茶のラテ。オーダーが入ると客の目の前で粉末のお茶とミルクを混ぜ、ライブ感いっぱいに提供される。コーヒー片手に街散策ではなく、これからは日本茶片手に街散策が主流になるかも?
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〈NEW OPEN〉新たなブームの予感!?スタイリッシュな日本茶スタンドカフェ
5. その日の気分で“濃度”を選ぶ?
茶寮つぼ市製茶本舗|大阪・難波
昨年10月に開業した「なんばスカイオ」に、「茶寮つぼ市製茶本舗」がオープン。1850年に千利休生誕の地・堺で茶問屋として創業した老舗「つぼ市製茶本舗」が手がけるお店だ。カフェスペースでは千利休が提唱した「市中の山居」をコンセプトに落ち着いた空間を演出し、一杯ずつ淹れたお茶やスイーツを提供している。さまざまなメニューの中でもおすすめはテイクアウトコーナーにある「濃厚抹茶スムージー」。通常の2倍の抹茶の量を使用し、抹茶好きにはたまらない旨さ。その日の気分で通常の抹茶スムージーか濃厚抹茶スムージか選ぶのも楽しい。
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抹茶の旬は今!お茶だけでなくスムージー、お饅頭も味わえるカフェ