〈2024 食通が惚れた店〉

みんなが再び日常的に外食を楽しめるようになった2024年。インバウンドの盛り上がりもあり、飲食業界も新しいチャレンジに目を向けた一年だったのではないでしょうか。

そんな2024年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「3,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。

今回は、4,000軒以上のカレー店を食べ歩いてきたカレー細胞さんにお答えいただきます。

教えてくれる人

カレー細胞(松 宏彰)

兵庫・神戸生まれ。国内だけでなくインドから東南アジア、アフリカ南端、南米の砂漠まで4,000軒以上を食べ歩き、Web、雑誌、TVなど各メディアでカレー文化を発信し続ける。「ジャパニーズカレーフェスティバルin渋谷」「東京カレーカルチャー」などイベントプロデュースも多数。TBS「マツコの知らない世界」ではドライカレーを担当。Japanese Curry Awards選考委員。食べログアカウント:ropefish

2024年のベストレストラン

Q. 2024年、最も印象に残った飲食店とイチ押しのメニューを教えてください

A. 「CURRY&NOBLE強い女」の「ネオカツカレー 〜スパイス味噌漬けトンカツとキノコのフェヌグリークカレー〜」です

「ネオカツカレー 〜スパイス味噌漬けトンカツとキノコのフェヌグリークカレー〜」 撮影:カレー細胞
 

カレー細胞さん

有機農法発祥の地で“野生×モダン”を体現したカレーを提供する「強い女」。12月に登場したこのスペシャルメニューが凄かった!美しすぎるビジュアルがただの“映え”でなく“カレー”要素を分解したものであることにビックリ。キノコとフェヌグリークで仕立てたソースに、色とりどりの“チャトニ”を混ぜれば徐々に“カレー”に変化! 濃厚味噌味のトンカツも合わせて絶妙、まさにマジカル! 最新メニューはSNSで要チェックです。

アンダー3,000円のお手軽グルメ

Q. 2024年に食べた〈3,000円以内の感動の味〉を教えてください

A. 「Spice and Vegetable 夢民」の「ネオ・カツカレー」1,600円です

bellfrio
「ネオ・カツカレー」   出典:bellfrioさん
 

カレー細胞さん

カツとカレーの最適解を求め「再解釈・再構成」された「ネオ・カツカレー」の波。そこに東京カレーのレジェンド「夢民」が参戦! 南インドにルーツを持つ「夢民」のサラサラカレーに迫力あるカツ。食パンを刻んだ自家製生パン粉の衣。カルダモン、レモングラス、フェンネルなどに漬け込み下ごしらえした「神威豚」。ここまで香り豊かなカツカレーが、かつてあったでしょうか。11月限定の予定が大人気で延長という話も頷ける完成度です。

※価格は税込です。

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:カレー細胞(松 宏彰)、食べログマガジン編集部

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!

https://www.instagram.com/tabelog/