〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
Spice Theater Marunouchi(東京駅)

2025年3月、東京駅直結の大型商業施設「新丸の内ビルディング」の地下1階に、「スパイスカリー」「クラフトビール」「タンドールタパス」の3つを軸としたカレービストロ「Spice Theater Marunouchi」がオープンしました。
札幌市内で3店舗を展開する「倉庫カリー」がコロナ禍をきっかけに東京に進出。五反田での間借り営業を経て2024年7月、渋谷に「Spice Theater Shibuya AXSH」をオープンし、食べ応えがありつつも重くないスパイスカレーが人気を呼んでいます。「認知度が上がってきているスパイスカレーをもっと身近に、ワーカーや色々な方に食べてもらいたい。また、スパイスとクラフトビールの相性の良さも提案していきたい」とのことで、今回2号店の出店となりました。

同店で腕を振るうシェフはインドのホテルやドバイで働きその後来日しました。札幌の「倉庫カリー」3店舗を経た後、店主と3店舗のシェフ6名で東京へ。明るく元気な「ナマステボーイズ」が南インドを基調にエスニックや和など多国籍な要素をミックスした料理を提供します。
店内は渋谷店同様アメリカンなダイナー要素とインドのストリート感を合わせたカオスな雰囲気。異国情緒のあるスタイリッシュな空間には、一人で食事をしやすいカウンター席の他、グループ向けのテーブル席など全36席です。
看板メニューの「スペシャルカリー」1,500円は7種類あるカレーから2種類選び、さらに店オススメのトッピング「チキンティッカ」「フライドエッグ」「パクチー」「パパダ」がついたワンプレートカリー。辛さと酸味が合わさった「コルマミルチ」、南インド発祥の酸っぱ辛くコクのある「ポークビンダル」、海のうまみしっかりでサラサラ食べられる「ダルとあおさ海苔」などから好みのものを選んで、最後は混ぜて食べるのがおすすめです。
スパイスカレーと欧風カレーのいいとこ取りをした「ささみカツカリー」は、カツのために作ったスパイス感とジャパンカレーのミックステイスト。柔らかいささみカツとカレーは相性抜群です。こちらは14時以降限定のメニューです。
世界3大炊き込みご飯で、本場ハイデラバードで腕を振るっていたシェフが作る香り高い「ビリヤニ」1,250円も見逃せません。スパイスの利いたふわっとした食感のバスマティライスとホロホロのチキンのうまみが調和して、たまらないおいしさ。爽やかなライタを合わせて楽しんでみてください。
タパスも充実していて、アチャールにつけた紫色のゆで卵がインパクトのある見た目の「ポテサラ」580円や、丸いスナックに冷たいスープを注いだザクザク食感が楽しい「印度ストリートのパニプリ」3ピース・380円、タンドール窯で火入れした「パリ皮チキン」680円など多彩なメニューが並びます。スパイスと相性抜群のクラフトビールもIPAやピルスナーなど、その時々で厳選したビールを豊富に用意。「グラスワイン」各種680円~や「ハイボール」480円、「ラッシーサワー」600円なども幅広く揃えているので、飲み会などにも重宝しそうですね。11時から23時までの通し営業もうれしいポイントです。
おいしいスパイスカレーとタパスを楽しめる「Spice Theater Marunouchi」。一人での食事やグループでの飲み会にもおすすめの新店、カレー好きの方は要チェックです。
※価格は税込。
食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/
文:佐藤明日香