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今年は例年より開花予想が早まっているそう。お花見やピクニックに持っていけば必ず重宝される「しょっぱい系」のテイクアウトをご紹介します。
教えてくれる人

小寺慶子
肉を糧に生きる肉食系ライターとして、さまざまなレストラン誌やカルチャー誌などに執筆。強靭な胃袋と持ち前の食いしん坊根性を武器に国内外の食べ歩きに励む。趣味はひとり焼肉と肉旅(ミートリップ)、酒場で食べ物回文を考えること。「イカも好き、鱚もかい?」
1. ビストロ 喜楽亭
おいしいかれーぱん


小寺さん
1986年創業の老舗ビストロのカレーパンは電話でのお取り置きにも対応してくださるので、手土産にすることも多いです。1個ずつのボリュームがあり、個包装でかわいらしいボックスに箱詰めもしてくれます。さっくりと香ばしい生地に濃厚な欧風カレーがたっぷりなカレーパンは、普通と辛口の2種。ビールにもワインにも合うので、夜桜花見のおともにもぜひ!
2. おすし屋さんのポークたまごおにぎり
ポークたまごおにぎり


小寺さん
沖縄のソウルフードを酢飯でアレンジした、ユニークなポークたまごおにぎり。定番メニューだけでも12種あるので、詰め合わせにすれば大人数のお花見でも盛り上がりそうです。代々木公園が近いとあって、ブランケットやお皿などの有料貸し出しがあるのもうれしい。
3. KITAINARI GINZA
いなり寿司


小寺さん
おむすびブームの次はおいなりさん! 砂糖と塩を使わずに甘酒と鰹だしで煮込んだ“甘くないおいなりさん”の油揚げはふわっと柔らかく、酢飯との相性も抜群。きつねのロゴが描かれたパッケージもおしゃれで、海外の方にも喜ばれそうです。
4. シノワズリ372
腐乳ちまき


小寺さん
東京に中国料理の名店は数あれど「シノワズリ372」の西岡英俊さんは、やはりオンリーワンの存在。店でも提供されているちまきは、豚の皮のねっとろりとしたテクスチャーと中国醤油の香りがふんわり。これだけでもじゅうぶんおいしいのですが、別添えの腐乳を少しつけると驚くほど風味が変化。たまには趣向を変えて、紹興酒とちまきで桜を眺めるのも一興。
5. マイスター工房 八千代 銀座
天船巻きずし


小寺さん
兵庫県にある本店では1日に2,000本が売れることもあるという天船巻き寿司は銀座の店舗でも購入可能。はじめていただいたときに、具材の調和に感動して、会食後だというのに一気に完食しました。「きゅうりは最後に食べてください」というメッセージも食べれば納得。椎茸や甘じょっぱく炊かれたかんぴょう、厚焼き卵など、それぞれの具材の味付けはしっかりめで、最後に瑞々しいきゅうりの風味が口の中に広がるという仕掛け。あらかじめカットされているので、お花見でも気軽にシェアすることができます。