【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#200】「Ansh(アンシュ)」

昨年末にオープンしたばかりの「Ansh」

近年一気にカレー関係のお店が増えている新カレー激戦区飯田橋。昨年末にも続々と新店舗が誕生したのですが、今回ご紹介するのは2024年12月11日にオープンした「Ansh」。南インド料理のお店です。

ナチュラルでおしゃれな雰囲気の店内

インドネパール系のお店があった跡地に入ったのですが、以前とはかなり違うおしゃれな内装に変わっていました。

客席はカウンターとテーブル席も用意

メニューは「シーフードカリー」1,300円と「お肉のカリー」1,200円をメインに「本日のビリヤニ」1,300円、「マサラドーサ」1,400円、全部まとめたような「Anshスペシャルセット」1,900円がありました。

肉のカレーは何か聞いてみるとこの日はマトンとのこと。1つのカレーのみならずサンバルとラッサムが付くミールススタイルで、肉カレーには肉のアイテム、シーフードにはシーフードのアイテムが別途付くようです。カレーだけの追加は有料(300円)で可能だったのでシーフードカリーを追加。

「お肉のカリー」に「シーフードカリー」を追加

全体的にしっかりした味付けの南インド料理。ついてきたトマトチャトニにどこかネパールのゴルベラコアチャール(ネパールのトマトソース)っぽさを感じたことや、初心者にもわかりやすいおいしさが某名店を思わせるなと思ってそれを自分のSNSに書いたらお店の方からDMをいただきまして、まさにその名店出身シェフが独立して開いたお店がAnshなのだそうです。お店の意向もあり店名は伏せますが「食べログ アジア・エスニック TOKYO 百名店」に輝いたこともある都内の人気南インド料理店です。

お肉のカリー、シーフードカリーはサンバルとラッサムもついてきます

メインのカレー、マトンカレーは王道のテイスト。それとは別にドライなマトンもあってこれが実においしい。サンバルやラッサムと混ぜて食べるとよく合います。

冬にぴったりのシーフードカリー

シーフードは鱈と帆立のココナッツカレー。こちらも出身店を思わせる魚介使いの上手さを感じました。ご飯の上のエディブルフラワーもビジュアルのアクセントとなっていて視覚も楽しませてくれるのが良いです。

「季節のチャイ」

食後に「季節のチャイ」400円も。この日はホワイトチョコのチャイで、チャイ自体の甘みとホワイトチョコによるベクトルの違う甘さが加わって食後の満足度を高めてくれました。

「マサラドーサ」

後日再訪して「マサラドーサ」1,400円を注文。ドーサという米粉や豆粉を使用したクレープの中にスパイスで味つけされたじゃがいもが入る南インドの名物料理です。パリッとしたドーサとジューシーなマサラポテトの食感のコントラストが良く、サンバルとチャトニがつくのは定番なのですが、こちらにもシーフードカリーとライスがついてお腹いっぱい。どちらも安定感あるおいしさです。

ドーサの中にはマサラポテトがたっぷり

お店の方によると「南インド料理×日本の四季」をコンセプトに、インド料理では通常使わない日本人が好む食材も季節の旬を意識して積極的に使用し、日本人に親しみやすい南インド料理を目指しているそうです。

現状ランチメニューのみですが、今後ディナーはコース料理やインドのお酒、オリジナルのスパイスカクテルを充実させていくので、そちらも楽しみにしていただきたいとのこと。

今後にも期待が高まりますね。近隣にも既に人気のインド料理店が少なからずありますが、また少し違う立ち位置のお店となっていきそうです。南インド料理ファンは要チェックですよ!

※価格はすべて税込

撮影:カレーおじさん

文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部

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