串揚げと料理を紹介!

前菜はシェフのフレンチの経験が冴えたひと皿。長崎のヤイトガツオの漬けに酒盗とビーツをトッピング。湯引きしたタコにはラディッシュとキャビアを、あおさのりのブリニはウニを合わせた。

鰻はひと工夫あり。リンゴのピュレとフォアグラをのせて。リンゴのピュレとフォアグラのコクが、鰻のうまみを引き立てている。

多くの料理人が慕う愛媛の漁師・藤本純一さんが神経締めにしたのち直送した鯛。シンプルに塩で味わう。

富山県産氷見豚の肩ロースは、ソースもしくはからし&だし醤油で。断面はロゼ色で絶妙の揚げ加減だ。

串の間に供される箸休めはカッペリーニ。一番だしを使ってそうめん風に仕立てた。具材はズワイガニとスグキ。

酒類は多種そろうが、中でもワインは「赤はブルゴーニュ中心、白はサンセール、アルザスなどですっきりめが多いです」。

左から、日本・岡山 ドメーヌテッタ8,400円、フランス・ブルゴーニュ ポマール14,800円、ドイツ・バーデンマルターディンガー8,600円

よりおいしさと楽しさを追求


「まだオープンして数カ月なので模索中ですが、今後はよりいっそうのおいしさをお客様へ提供したいです。そして何より、楽しかった!と言っていただけるように、今は、一生懸命やりますよ」と石原さん。北條さんも笑顔で賛同した。


※価格はすべて税込です。

撮影:東谷幸一
取材、文:木佐貫久代