〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

串かつ だいぼん(大阪・なにわ橋)

2024年9月2日、西天満に「串かつ だいぼん」がオープンしました。「唯一の欠点は予約が取れないこと」とまで言われる、芦屋にある串カツの名店「串かつ あーぼん」から正式にのれん分けを許された店。すでに1カ月に1回の予約開始日には予約が殺到する人気ぶりです。

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店舗看板。師匠である「串かつ あーぼん」長谷川勤氏が書いた看板   出典:pateknautilus40さん

「串かつ あーぼん」は「The Tabelog Award」のSilver、Bronzeを複数年連続受賞、食べログ串かつ・串揚げ人気ランキング1位(2024年11月時点)など数々の栄誉を獲得してきた、全国から訪れる人が絶えない串カツの名店です。

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大将の泉谷大さん   出典:pateknautilus40さん

その「あーぼん」で、みっちり10年間修業した泉谷 大さんが独立し「串かつ だいぼん」をオープン。オープンにあたり「あーぼん」から「ぼん」の字をもらい「だいぼん」と命名。DNAを受け継ぐ店としてあっという間に、本家にも劣らぬ人気店となりました。

店舗内観 写真:お店から

場所は京阪中之島線なにわ橋駅から徒歩8分の場所。北新地からほど近く、同じビル内には大阪を代表する寿司店や日本料理店が営業しているなど、知る人ぞ知るグルメビルです。

店内にはウェイティングルームもあるなど、シックな空間。席数はカウンター席8席。目の前には店のシンボルともいえる特注の銅釜が据えられ、揚げたてアツアツの串カツがいただけます。

S.Y Nのグルメ日記
名物「車海老」。軽い食べ心地でいくらでも食べられます   出典:S.Y Nのグルメ日記さん

「串かつ あーぼん」といえば「衣の存在さえも忘れてしまう」ほど軽い食べ心地の串カツ。この食感は揚げ油に世界一といわれるオランダ産ラードを使用することと、熟練の技による絶妙な油きりから生まれます。「だいぼん」でも名店の技を継承。“胸やけしない”串カツを楽しむことができます。

毎日外食グルメ豚さん
コース、10,000円(税込)。写真はコース内容一例   出典:毎日外食グルメ豚さんさん

メニューは、厳選した日本全国の旬の素材を使ったおまかせのコースのみ。好きなネタをリピートしたり、違うネタを追加したりすることも可能で、心ゆくまで串を堪能することができます。

キヨちゃん++(・ワ・)++
「海老とオクラの春巻き」   出典:キヨちゃん++(・ワ・)++さん

メニューの一例を紹介すると、パリパリ食感の「海老とオクラの春巻き」、プリプリのイカとウニの風味がたまらない「イカ雲丹」、柔らかく肉の旨みあふれる「和牛ヒレ」、「あーぼん」でも名物だった頭と尻尾まで食べられる「車海老」など。フルーツや桜餅といったデザート系の串カツも楽しめます。いずれも衣の付け方や火入れなどを考え抜いて、素材の味わいを活かしたものばかりです。

グルメ王yuta
アイスクリーム(栗、キャラメル)   出典:グルメ王yutaさん

食事の〆は、イタリアン出身の泉谷さん手作りのアイスクリーム。「あーぼん」でも泉谷さんが作っていたそうで、このアイスクリームもお楽しみの一つです。

毎日外食グルメ豚さん
ドリンクもワイン、ビール、日本酒、焼酎など充実   出典:毎日外食グルメ豚さんさん

「あーぼん」の味や技をしっかり受け継ぎつつ、「だいぼん」ならではの味をこれから作っていきたいという泉谷さん。大阪を代表する名店になる予感がいっぱいの一軒です。

食べログレビュアーのコメント

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「イカとウニ」   出典:pateknautilus40さん

『終始笑顔の大将を始めとして、皆さんとても丁寧な対応です。お陰さまで最後まで気持ち良く過ごす事が出来ました。

串揚げは、塩やレモンと酢橘の他、醤油、辛子ソース、ソース等で頂きます』(pateknautilus40さん)

S.Y Nのグルメ日記
「豚ロースの紫蘇巻き」   出典:S.Y Nのグルメ日記さん

『串かつ部門で全国一位の評価を誇るあーぼんから独立され、オープン前から話題沸騰だったこちらの串かつ屋さん。2024年9月にオープンして以来、早くも予約が埋まっていっているようです。
店内の美しい雰囲気と、丁寧で明るい接客、リーズナブルな価格設定のコースも魅力。追加串も豊富に用意されており、衣が軽く食べやすい串かつを思う存分堪能できます。
最高級の串かつを大阪の都心部で堪能できる魅力的なお店なので、ぜひ訪問してみてください』(S.Y Nのグルメ日記さん)

文:小田中雅子