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〈2023 食通が惚れた店〉
コロナ禍の制限もなくなり、みんなが日常を取り戻しつつ生活してきた2023年。イベントも復活し、飲食業界も賑わいを取り戻しています。
そんな2023年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめのお取り寄せ」をうかがいました。
今回は、フードライターの船井香緒里さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
船井香緒里
福井県小浜市出身、大阪在住。塗箸製造メーカー2代目の父と、老舗鯖専門店が実家の母を両親に持つ、酒と酒場をこよなく愛するヘベレケ・ライター。「あまから手帖」「dancyu」「BRUTUS」などでの食にまつわる執筆をはじめ、「dancyu.jp」で連載「大阪呑める食堂」を担当。食の取り寄せサイトや、飲食店舗などのキュレーションもおこなう。「Kaorin@フードライターのヘベレケ日記」で日々の食ネタ発信中。
2023年のベストフード
Q. 2023年、最も印象に残った飲食店を教えてください
A. 「藤森」の「おまかせコース」です
西麻布「すし 藤森」を約16年の間、主人による江戸前の仕事と、日本料理「かんだ」で煮方を務めた女将による季節の品々が、食べ込んだ客を魅了し続けてきました。藤森康博さん・のり子さん夫妻の存在を知る寿司好きも少なくないでしょう。そんな二人が淡路島へ移転! 握りと一品料理が1〜2品ずつ交互に出てくるスタイルをそのままに、江戸前の仕事と、淡路島の風土が絶妙に絡み合う、ここでしか味わえない料理と握りの数々を堪能できます。