目次
日本料理部門
「味幸」(新富町)
「1品目に、あの胡麻豆腐のような、静かだけれど強いお料理が登場したので、俄然期待値が高まりました」(小石原はるか)P71

「京味」出身で、華美に走らず絶妙のバランスで表現される料理が高い評価を得ました。
「東山無垢」(中目黒)
「ご主人自身もハレの日の華やかな料理より、当たり前の料理を上質に仕上げていく方向性を重視しているそうです。いわば、最上級の『ケ』の料理。食べ疲れないのもいいですね」(森脇慶子)P74

日本料理の中ではカジュアルな値段でありながら、端正な料理と好感度の高い接客で、通いたくなるお店です。
「Auberge TOKITO」(西国立)
「ここで種が蒔かれ、もしや、日本料理が変わる瞬間を見ているのかもしれないなっていうことを私は感じています。そう考えると興奮しますよ」(浅妻千映子)P79

世界的視点で、日本料理に新しい発想を取り入れて見事に着地。これからの和食の可能性を広げる注目店です。
ドイツ・オーストリア料理部門
「Blauer Engel」(市ヶ谷)
「だから私、生まれて初めてプレッツェルがおいしいと感じました(笑)」(浅妻千映子)P80

驚くほど美味のハクセ(豚のすね肉焼き)、自家製プレッツェル、そしてなぜか日本酒を繰り出すソムリエなど、一同リピートしたほどの逸店です。
スペイン料理部門
「MASIA」(銀座)
「モダンなプレゼンテーションでありつつ、伝統の文脈に則った美しいお料理になっていて、とてもしっくりきました」(小石原はるか)P85

スペイン伝統の海と山の幸を同居させつつ、モダンな料理を繰り出すマテウ・ビジャレットシェフの手腕は注目です。
南インド料理部門
「TOKYO BHAVAN」(飯田橋)
「油が軽いから、いくらでも食べられちゃって怖い……!と思いました(笑)」(小石原はるか)P87

「ダバインディア」出身店長の、飲める南インド料理店。圧倒的なメニュー数と雰囲気の良さは、高い満足度を呼んでいます。
モンゴル料理部門
「草原の料理 スヨリト」(神楽坂)
「考えるな」(マッキー牧元)P89

さまざまな羊料理を味わえるお店ですが、あれこれ考えずに東京でモンゴルを感じられる幸福を楽しもう!というのが一同の意見です。
気になるお店がありましたら、ぜひ絶賛販売中の『東京最高のレストラン2024』と共に訪れてみてください!
文:大木淳夫
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