〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

co.flamingo(東京・恵比寿)

写真:お店から

2023年6月、恵比寿駅西口より徒歩約1分の恵比寿神社横にオープンした「co.flamingo」(コフラミンゴ)は、小皿料理が充実したイタリアン酒場。こちらは、ナチュールワインが楽しめる恵比寿の人気イタリアン「Flamingo」の姉妹店です。
“本店よりも気軽に、自由に使えるお店を作りたい”というコンセプトのもと、飲食の街恵比寿エリアで店舗を探していたところ「Flamingo」より徒歩1分半の近距離に気に入る物件が見つかり、オープンに至ったといいます。

メインシェフを務める墳本貴亮氏(左)とFlamingoの店主でもある岡田一歩氏(右) 写真:お店から

店主の岡田一歩氏は、法政大学卒業後、イタリアンでのアルバイトをこなしながら、服部栄養専門学校夜間部にて料理を学びました。卒業後は神泉「ル・ブション・オガサワラ」に入店。その後サービスを学ぶために入店した「ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア」にて運営会社である株式会社PP代表の田嶋旭氏と出会い、独立。2018年に五反田のイタリアン「Bagatto」(※2023年2月閉店)、2021年に「Flamingo」を立ち上げました。
一方、メインシェフを務める墳本貴亮氏は、カフェカンパニーやグローバルダイニングでの勤務、イタリアンやフレンチ、田町の「MODERN MEXICAN CABOS」での勤務を経て、メキシコ大使館シェフの下でメキシカンを修業した経験もあるという多彩な経歴の持ち主。その後「Flamingo」の2代目シェフに就任し、今回のオープンに伴い2号店のメインシェフに抜擢されました。

一押しメニューであるブイヤベース 写真:お店から(お客様提供)

「Flamingo」と同様、こちらでも“ワインを飲む人”に的をあて、多彩な料理とそれに合わせて選べる豊富なワインが自慢のメニュー構成となっています。中でもお店の一押しメニューは「ブイヤベース」2,300円 。丁寧にとった出汁の旨味がきいているブイヤベースは、フレンチを本格的に勉強してきた墳本氏自慢の料理。“気軽に遊びにきてほしい”という思いから小皿料理が多いメニューの中においてしっかりとボリューム感のある一皿で、思わずワインが進みそう。追加オプション(+700円)で残ったスープをリゾットにするのもオススメ。こちらはワインの締めによく合います。

「ネギトロブルスケッタ」
「ネギトロブルスケッタ」   写真:お店から

そのほか「ネギトロブルスケッタ」800円(2P)は、アミューズ的な感覚で最初の一皿に選びたい一品。お手製のトルティーヤ生地を揚げて作ったトスターダにマリネしたネギトロをのせブルスケッタに見立てたメニューは、メキシコ大使館シェフので修業した墳本氏ならではのセンスが光る創作料理です。

写真:お店から

ドリンクは乾杯用のビールを用意しながらも基本的にはワインのみのメニュー構成で、店舗のワインに対する本気度がうかがえます。気軽に楽しめるようにとの心遣いで、グラスワイン(800円〜)だけでもなんと常時15種類ほど取り揃えているとのことなので、料理に合わせてさまざまなワインを楽しむことができます。

写真:お店から

座席数は、入口外の立ち飲みスペースを含め全20席。“気軽に自由に”をコンセプトにしたお店は、入りやすいガラス張りの外観とフルオープンのキッチン、恵比寿らしい“小洒落さ”にこだわったそう。小さな店舗ならではの温かみを感じる内装で、まるで家のようにくつろげる、デートでも気張らずに楽しめる、そんな店舗に仕上がっています。

「自由に、我々の仲間の元に遊びに来る感覚でご来店いただきたい」と話す店主の岡田氏。

本店の「Flamingo」はフラッと立ち寄れるレストラン、こちらの「co.flamingo」はより気軽に遊びに来られる酒場という感じで、その日の気分に合わせて使い分けてもOK。「次、行っちゃう?」というときの2軒目利用にもぴったり。アットホームな雰囲気といい、恵比寿という立地といい、色々な使い方ができそうな注目の新店です。

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:斎藤亜希