〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

トキ（東京・目黒）

2023年2月、目黒駅から徒歩12分ほどの場所に、洗練されたモダン中華料理を楽しめる「トキ」がオープンしました。東京の下町の町中華から始まり、銀座の上海料理店や、食べログ中国料理 TOKYO 百名店にも選出されている「MASA’S KITCHEN 恵比寿」で料理長を務め独立したシェフが腕を振るいます。店舗は3年近く探していたもののなかなか見つからず、駅から近すぎない落ち着いた店舗に出会い、出店に至ったそうです。

おすすめは同店の魅力をしっかり堪能できる「おまかせコース」。7皿で構成される7,700円のコースと、9皿で構成される11,000円のコースがあります。一つひとつ手間暇かけて作られた前菜盛り合わせは、四川よだれ鶏や塩叉焼、自家製ソーセージなど、お酒が進むものばかり。
さらに、赤身とサシのバランスが良いA-5ランクのカメノコを紹興酒ベースの特製のタレに5日間漬け込んでしっとり仕上げた「和牛の紹興酒漬け」や、2日かけて仕込んだコク深い旨みの白湯スープで煮込んだ「フカヒレの姿煮込み」といった自慢の逸品が盛り込まれていて、最初から最後まで、夢中で食べてしまいます。

旬の食材を使ったコース料理はその日の食材を見て、シェフ自らが「自分が食べる側だったらこんな料理が面白いな」と想像しながら構成しているそう。食べ手の気持ちを考えて作られたコースは、ボリューミーですが優しい味付けで、どの料理もおいしいと評判です。

7,700円のおまかせコースに入る「豚のスペアリブ紹興酒の煮込み」は、お肉を醤油、砂糖、紹興酒、スープで柔らかくなるまで煮込み、餡をかけて仕上げています。ネギと生姜を香りが出るまで炒めて煮込んだスープを入れ、醤油と紹興酒で味を整えた餡は、シンプルな中に技が感じられる味わい。シェフもお気に入りの一品だそうです。

コースは来店してからの注文も可能ですが、提供に時間がかかってしまうので、事前予約がおすすめです。

アラカルトでは、甜麺醤は使わず熟成豆板醤や豆鼓などで旨みを出し、自家製のラー油で仕上げた「四川麻婆豆腐」2,500円や、海老、帆立の貝柱を使い鮮やかな色を邪魔しないように生の唐辛子で辛味を出し、最後に香りの良い山椒油をかけた「海鮮入り黄色い麻婆豆腐」2,700円をぜひ味わってみてください。
どのメニューも化学調味料を使わず、手が込んでいて本格的なものばかりなので、幅広い年齢層に喜ばれそうですね。

ランチメニューには「上海まぜそば」1,100円、「黒酢のサンラーメン」1,200円、「山椒まぜそば」1,100円など、気軽に楽しめる麺メニューもあり、暑くなるこれからは「冷やし担々麺」1,400円や「本日の冷たい麺」1,500円も食欲をそそりますね。ゆっくりとランチタイムを過ごせる方には「ランチセット」2,400円がおすすめ。花咲クラゲやよだれ鶏などの「前菜3種盛り合わせ」や、海老がしっかり入った「海鮮棒春巻き」の他、ミニサイズの「酢豚」か「エビマヨ」、7種類の麺から好きな物（一部プラス料金がかかります）を選べます。色々楽しめて、かなり満足感の高いセットです。

店内は白と木目を中心に落ち着いた雰囲気で、席の間隔も広め。ゆったりと食事を楽しめる空間になっています。テーブル4卓の他、カウンターは4席あるので一人でも気軽に食事が楽しめます。

洗練されたモダン中華は、デートや家族との食事、友人との集いにも重宝しそう。すでに話題の新店へ、予約困難になる前に訪れてみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

『アラカルトで注文したのは
・茄子の青山椒炒め（1,200円）
・青菜炒め（1,400円）
・海鮮棒春巻き（1本800円）
・海鮮入り黄色い麻婆豆腐（2,700円）
・黒酢のサンラーメン（アラカルトメニューになく不明）
・冷やし坦々麺（アラカルトメニューになく不明）

盛り付けは2名分に分けて出してくれたり、辛さの調整も好みを聞いてくださって、とても良かったです！

1人でやられているので、お客様がかぶるとバタバタする時間はありましたが、中華なので調理も早く、待たされたという思いは全くありませんでした。

黄色い麻婆豆腐は特に絶品で、また食べたいです。
他のお客様も「美味しかったです！また来ます！」と仰って帰られてる方ばかりでした』（aiai-chanさん）