広尾のオステリアから駅ビル立ち飲みまで、イタリアン続々

「メログラーノ」後藤シェフが新店を出店

9月14日、広尾に「ノルチーナ」がオープンしました。「メログラーノ」の後藤祐司シェフが旧店舗跡地に出店した、カウンターのみ全16席のオステリアです。広尾商店街に面したガラス張りの店構えで、外からも店内の活気が見え、フラッと立ち寄りたくなる雰囲気。「メログラーノ」のスタッフが交代で担当するようで、成長の場としても位置付けられているのでしょう。
メニューは、ワインと軽く楽しむおつまみ系小皿としっかり食べられる料理の2本立て。おつまみと言いつつ、ローズマリー風味のオオマサリや吉田牧場のカチョカヴァロなど侮れない顔ぶれです。料理はおなじみ「サカエヤ」の佐助豚を使ったサルティンボッカ、ラクレットチーズをかけたフライドポテトといった酒が進むものを厳選。パスタもお酒と合わせやすいショートパスタです。11月には隣にシャルキュトリーや冷凍商品を扱う店もオープン予定。目指して訪れるのはもちろん、2軒目や0次会にも重宝しそうな一軒です。

サカエヤ・佐助豚S肩ロースのサルティンボッカ

熟成魚と薪火料理の魚介イタリアンが誕生

8月12日、渋谷・円山町、神泉駅から徒歩2分の場所に、魚介イタリアン「AGE.(エイジ)」が誕生しました。オーナーは、高知県宿毛の漁師と直接手を組み、船上での神経締めなど手間を惜しまず仕立てた鮮魚で知られる食品卸「いよはる」です。
シェフの島田亮平さんは「ボガマリ・クチーナ・マリナーラ」立ち上げなどを経て就任。「魚の価値は新鮮さだけではない」との考えのもと、熟成させた魚を薪火で焼き上げます。店内の魚介熟成庫は圧巻で、薪焼きの熟成本鮪は素晴らしい味でした。薪で2日間燻したトマトソースの手打ちピチ(米粉でグルテンフリー)もおすすめです。お通しと前菜3品のセミコース(4,180円)もありつつ、オールアラカルトも可能な自由さが心地よく、カウンターでひとりでも大人数でも楽しめます。

生ウニのフラン

アトレ恵比寿に気軽に寄れる立ち飲みバルがオープン

9月10日、アトレ恵比寿西館4階にオープンした「Osteria Bar BACARA」は気軽に楽しめる立ち飲みカウンターを併設した一軒です。11時からの通し営業で、窓ガラスに面したテーブル席もいいですが、楽しいのは20席の立ち飲み席。注文カウンター横には30種以上の小皿料理(チケッティ)が並び、好きなものを注文するスタイルです。
グラスワインの安さにも驚かされます。ハウスワインは120mlで白・赤ともに300円、スプマンテも400円。訪れた日はイカの墨煮やイワシのサオール、プロシュートなど15品ほどにグラスを2人で4杯ずつ頼んで8,800円という格安ぶりでした。そのためか、日曜15時半にはすでに待ちができるほどの人気。駅ビル内ですし、軽く楽しむには最高の一軒ですが混みすぎないか少し心配です。

カウンター横に並ぶチケッティ
カウンター横に並ぶチケッティ   写真:お店から

「ハングリータイガー」の「ダニエル」を主役にしたパスタ専門店が誕生

パスタ専門店も8月3日、原宿の竹下通り裏にオープンしています。「DANIEL HOUSE」は虎ノ門「ハングリータイガー」で人気のパスタ「ダニエル」を主役にしたのれん分け店で、かつてシェフがイタリアで教わったまかないパスタが原型なのだとか。
麺は2.1ミリの太麺で、量はなんと360グラム。強火で炒めた大量のスクランブルエッグにガーリック、ハム、ベーコン、玉ねぎ、マッシュルームが入り、クセになりそうな味わいです。卓上の醤油やブラックペッパーで味変も自在。粉チーズとブラックペッパーをたっぷりかければ、カチョエペペのような食べ方も楽しめます。パスタはバジリコ、アラビアータなど全14種。場所柄、若い女性や海外観光客の姿も多かったですが、大盛好き、太麺好きにもおすすめです。

ダニエル

予約困難店の姉妹店と人気グループ初の高級店、渋谷に焼鳥2軒

「鍈輝」の姉妹店が渋谷に誕生

9月1日、渋谷に焼鳥「EIKI TOKYO」がオープンしました。予約困難店「鍈輝」の姉妹店で、ミヤシタパーク近くのビル最上階に位置します。海外の人にも焼き鳥のすばらしさを伝えたいという思いから誕生したそうで、音響にもこだわり、天井には低音スピーカーを配し、耳に心地よい音楽が流れる空間。コの字カウンターに焼き台が2つという構成です。
おまかせコースは13,200円で、鶏わんたんのスープに始まり、野菜を含む大ぶりの串が10本、茶わん蒸しやデザートまで充実。締めは親子丼、鶏茶漬け、卵かけご飯から選べます。お土産にしっかり1人前のそぼろ弁当が付くのはうれしい驚きでした。海外の人にどれだけ人気が出るのか楽しみですし「鍈輝」に入れなかった人の受け皿としても頼もしいお店になりそうです。

手羽元

人気グループが手掛ける話題の高級焼鳥店が登場

同じく9月1日、渋谷桜丘町の住宅街の奥にオープンしたのは「やきとり 遊火(あそび)」。こちらも人気の池尻大橋「焼鳥やおや」や渋谷「YAOYA Ba」などを手掛ける遊津拓人さんの株式会社YAOYA、同社初の高級志向店です。
串と料理を交互に出す、いわゆる「すし匠」スタイルを意識した流れが特徴。串にはすべて野菜も刺してあり、訪れた日はセロリ、ミョウガ、ナスなど。季節によって変わるこの野菜刺しは、遊津オーナーが修業した九州焼鳥の方式だとか。訪れた日はオーナー自らが串を焼いていました。早い時間は8,800円(サービス料別)のコースで、串と料理が8品ずつ。料理も「焼鳥屋の北京ダック風」など、YAOYAグループらしい遊び心のあるラインアップです。卓上の七味は評価の高い「やまつ辻田」。入口はマンションの1階の奥まった場所にあり、隠れ家感もたっぷり。4名の個室もあり、プライベートな会食などでも喜ばれそうです。

砂肝とセロリ