
渋谷区・幡ヶ谷にあるパティスリー「Equal(イコール)」。同店の「チーズケーキ」は、焼いているのにレアのようなとろっとした食感が楽しめる、ほかにはない一品です。今回は、三つ星レストラン出身のシェフが作る、絶品チーズケーキをご紹介します。
日常に寄り添うパティスリー

「Equal」は、京王新線・幡ヶ谷駅から徒歩約5分。昔ながらの飲食店や喫茶店、雑貨店などが立ち並ぶ西原商店街にあります。
「Equal」という店名には、洋菓子をより身近な存在として、フラットにとらえてほしいという思いが込められているそう。ジャンルにとらわれず、自由な発想でお菓子作りに取り組んでいます。

後藤氏は、「オテル・ドゥ・ミクニ」「キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ」などで研鑽を積み、渡仏後は伝説のレストランといわれる三つ星店「トロワグロ」でアジア人初のシェフ・パティシエを務めました。帰国後は「Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)」の原太一シェフとともに、代々木八幡に「PATH」を立ち上げ、2019年にパティスリー「Equal」をオープン。現在は開店前から行列ができる人気店となっています。

ショーケースには定番のチーズケーキやシュークリームをはじめ、常時6~7種類のスイーツが並びます。数多くの商品をそろえるのではなく、レストランのメニューブックをイメージしてラインアップを構成しているそう。商品数を絞っているのも、レストラン出身のシェフならでは。季節感を大切にしているため、商品は1カ月前後で入れ替わります。
素材と製法にこだわったチーズケーキ

同店のスイーツの中でも一番のおすすめは人気の「チーズケーキ」。一般的なチーズケーキとは一線を画す、焼いているのに生のような、とろりとした食感が特徴です。甘さは控えめで、チーズのコクと風味がしっかりと感じられます。底と側面のパータ・フォンセ(タルトやキッシュなどの土台に用いるフランスの練り込み生地)は、さっくりとした食感。しっかりと利いた塩味がチーズのおいしさを引き立てます。

味の決め手となるチーズは、ブルターニュ産の生乳を使ったクリームチーズ。卵や砂糖、乳製品などを加えて丁寧に混ぜ合わせ、パータ・フォンセに流し込みます。低温で長時間じっくり焼き上げたあと、一晩冷蔵庫で寝かせることで、あのとろりとなめらかな食感に仕上がるそうです。


翌朝、ゼラチンを入れた生クリームのソースを表面に流し、その後、一つひとつ丁寧にカット。

素材の持ち味を生かしながら、自由な発想でスイーツを生み出すところにも、レストラン出身のシェフならではの感性が光ります。
ほかにはない独特の食感と濃厚なチーズの味わいで、一度食べるとリピートしたくなること間違いなし!