【噂の新店】「豚骨魚介ラーメン 穣」
名店出身の店主が独立
叡山電鉄、茶山・京都芸術大学前駅から歩いて数分。静かな住宅街の一角に、2026年5月「豚骨魚介ラーメン 穣」が暖簾を掲げた。名店出身の店主が手掛ける豚骨魚介ラーメンは評判を呼び、オープン前からラーメン好きの間で話題となっていたそう。



門上さん
好きなラーメン店「とうひち」出身者のラーメン店ができたとSNSで知り出かけました。カウンターが美しいのは当然ですが、厨房も広く、整頓され、清潔なのが安心感を与えてくれます。
店主は石浦穣二さん。中学生の頃、ラーメン好きの叔父に連れられ、初めて個人店のラーメンを食べたとき、そのおいしさに衝撃を受け、いつか自分もラーメン屋になりたいと夢を抱いたそう。高校卒業後は別のジャンルへ進学するものの、心はラーメンから離れず「やっぱりラーメンを作りたい」と飲食の世界へ。京都の名店「らぁ麺 とうひち」と「らぁ麺すぐる」で約6年間修業を重ね、ラーメンの基礎から徹底的に学び、「らぁ麺すぐる」では店長を務めた。さらには「別ジャンルも経験したい」と「焼肉 南山」でも経験を積んだ。そして独立の際、選んだラーメンは豚骨魚介。「らぁ麺 とうひち」とはまったく異なるジャンルで「だからこそ、興味を持ってくださるお客様もいらっしゃいます」とのこと。

石浦さんは「京都でおいしいラーメンを作りたい」と手作りをモットーとし、手間暇を惜しまない。ベースのスープは寸胴に豚骨を8割まで入れて炊き上げ、骨を抜いた後も15cmほどの高さになるまで煮詰めていく。漉す作業は1時間以上かかる力仕事だが、ざらつきのない滑らかな口当たりを生むために欠かせない工程とのこと。魚介は節系とにぼしを使用している。中太ストレート麺も自家製で、国産小麦を使用。また、素材はできるだけ身近な産地のものを選択。八幡の九条ネギ、京丹波高原豚、滋賀の木桶醤油、京北のお米、桂の養鶏場の京地玉、宮津産の煮干しなど。「地域活性への思いもありますね」と話す。

いただけるお料理はこちら!
基本となるメニューは「ラーメン」1,100円と「つけ麺」1,300円の2種と潔い。特製は味玉やチャーシュー、焼き海苔が増える。
まずは特製ラーメンから。麺は存在感がありながらもなめらか。スープは豚のコクと魚介のうまみがしっかり感じられる濃厚さだが、重たさは控えめだ。トッピングは、九条ネギ、メンマ、味玉など。チャーシューはモモ、肩ロース、腕肉などを使い分け、部位ごとの食感と味わいを楽しめるようカットしている。実は、チャーシューに使用する京丹波高原豚は半頭買いしているとのこと。「部位を指定すれば消費が不安定になりますよね。きれいなサイクルを考える仕事の仕方は『焼肉 南山』で学びました」





門上さん
豚骨魚介系スープの味わいをしっかり感じ、自家製中太麺の相性を確かめながら食べるのがおすすめ。半頭買いしているという豚の部位別のチャーシューは味わいの変化が楽しめます。
つけ麺のつけダレは、ベースの豚骨魚介スープにりんご酢を使った甘酢を合わせているそう。麺は量も十分で食べ応えがあり、満足感もたっぷり。


門上さん
麺のボリューム250グラム(ゆで前)は値打ちあり!
地元・京都の自慢の店に
「派手なことはできないので、今のラーメンとつけ麺をおいしく続けたいですね」と話す石浦さん。さらに「この場所に根付きたいです。地元の人に自慢してもらえる店になりたいですね!」と語る。京都に根付く誠実な一杯を味わいに、ぜひ訪れてみて。


門上さん
麺のボリュームはたっぷりある、というかかなり多いので存分に楽しめます。濃厚に見えるスープですが、モタッとしていないのが素晴らしいです!



