懐石料理で味わう天ぷら

天若|京都・西陣

高級絹織物の産地として知られる京都・西陣の町で、1963年から50年余り暖簾を掲げてきた天ぷら懐石料理店「天若」。約5年の間、一旦止まっていた店の歴史を先代の孫である西岡 瞭氏が引き継ぎ、2021年12月に装い新たにオープンしました。

みつごとうさん
出典:みつごとうさんさん

料理はおまかせのコース(17,325円〜)1本。先代が天ぷら懐石の店だったことを受け継いで、西岡氏のコースでも天ぷらをメインに据え、お客さんの目の前で一品ずつ揚げたてを提供しています。食材も生産者のもとを訪ねて取引をはじめた品や、信頼できる八百屋から仕入れる野菜など厳選したものばかり。コースでは季節の天ぷらが6~7品ほどで、旬の食材が並びます。

forever friends
出典:forever friendsさん
みつごとうさん
出典:みつごとうさんさん

天ぷらの最後の品として出されるのが、先代が考案したというお豆腐の天ぷら。絹ごし豆腐を水切りせず使っているので、豆腐そのままのようななめらかな食感です。
春の食材と伝統を感じられる料理の数々は、どこかほっとする味わいです。

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そばと味わう天ぷら

天麩ら そば切り なか川|大阪・東梅田

大阪駅にほど近い「お初天神裏参道」に、ひっそり看板を掲げている「天麩ら そば切り なか川」。店主の中川 俊人氏は寿司店の長男として生まれ、高級店居並ぶ北新地の割烹で修業し、2020年にここで店を構えました。

あかん17272
出典:あかん17272さん

そばはもちろん、自慢の天ぷらをお得に味わうなら、単品よりもコースでオーダーするのがおすすめです。「天麩らとお蕎麦 旬の食材コース」は8,800円〜(要予約)、2階のカウンター席でゆっくり楽しむことができます。もちろん締めは店主のこだわりが詰まったそばで。使っているそば粉は「奈川在来」という希少な品種で、同店だからこそ出会える逸品です。

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出典:k70121さん

お初天神裏参道の賑やかさを忘れてしまうようなひと時。職人の技が感じられる上質な天ぷらとこだわりの手打ちそばを堪能する、そんな春の大人時間も素敵ですね。

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浅草 ひら山|東京・浅草

「田原町駅」から徒歩2分ほどのところに「浅草 ひら山」はあります。ひきたて・打ちたてのそばが楽しめる本格そばのお店で、産地ごとにそばを打ち分け提供しています。ほのかに椎茸の香りがする、上品な味わいのつけつゆと、胡桃とカシューナッツなどの木の実をすりつぶした「木の実つゆ」がクセになると、つゆも魅力のそば屋です。

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「せいろ」1,000円・「木の実つゆ」 300円   出典:南十字輝さん

そばやつゆに限らず、厳選した食材を使った四季折々の一品料理も味わえる同店では、天ぷらはどの種を頼んでもおいしいとオーダーの定番です。素材のみずみずしさを保ちながらカラリと揚げられ、食べるとさっくさく。専門店にも引けを取らない天ぷらは、そば前として注文する人が多いことにも納得です。

ワイン王子
「春野菜の天ぷら」1,700円   出典:ワイン王子さん

「そば屋の天ぷらに外れはない」。そんな言葉が聞こえてきそうです。
浅草の外れにある一軒家のそば屋に、春の散策でふらりと立ち寄ってみるのもいいですね。

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博多天ぷら

楽ちゃん 港本店|福岡・中央区

“博多天ぷら”とも呼ばれる福岡の天ぷらは、福岡のソウルフード。客の目の前で揚げ、揚げたてを一ネタずつ提供する天ぷら割烹と同じスタイルで、コースではなく気軽な定食でいただけます。新鮮で大ぶりなネタを、ぐんとリーズナブルに味わうことができ、コスパの良さは抜群!

林神龍
天ぷら用の受け皿などがセットされ、揚げたてがサーブされる仕組み   出典:林神龍さん

そんな福岡の天ぷらが存分に楽しめるのが「楽ちゃん 港本店」。九州各地から鮮魚が集まる「長浜鮮魚市場」の近くに店を構える、地元民が推す穴場の人気店です。市場が近いので新鮮な魚介を仕入れられ、魚介ネタの質にも自信があります。定番は「楽ちゃん定食」。天ぷら7種が付いて、ご飯のお代わりも1回無料で800円、とかなりお得です。

ざきざき
楽ちゃん定食の天ぷら   出典:ざきざきさん

単品メニューには「ジャンボエビ」や、変わり種で「ソフトシェルクラブ」、そしてなんと「ワニ」もあります。
地元で愛されるソウルフードを目当てに、春の旅に出かけてみてはいかがでしょう。

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※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。 

文:食べログマガジン編集部