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〈食通が占う、2023流行る店〉
新型コロナウイルスによる混乱は続くものの、飲食業界も賑わいを取り戻した2022年。2023年は、思い切り外食を楽しめる一年になりますように!
そんな思いを込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2023年注目の「ブレイクしそうな店」「2,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。
今回は、アートディレクターの秋山具義さんに、今年注目のおでん屋さんと蕎麦を教えてもらいます。
教えてくれる人

秋山具義
1966年秋葉原生まれ。1990年日本大学芸術学部卒業。広告代理店I&S(現 I&S BBDO)を経て、1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーン、パッケージ、写真集、CD ジャケット、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行う。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」CD ジャケットデザインなど。著書に「世界はデザインでできている」がある。2016年より「食べログ」グルメ著名人としても活動。J-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」にランチのスペシャリストとして出演している。
2023年のブレイク予想
Q. 2023年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?
A. 「関西煮 理」です

2022年10月に三重県の津市から、支店ではなく移転してきたおでんの店です。関西の人が必ず最初に頼むという梅焼きや、たらこや、浜茹でして直送してもらっているというせいこ蟹の蟹面など、東京の他の店ではなかなか食べられない具がたくさんあります。

トマトのおでんがのっている鉄板リゾットや、明石焼きなどの料理もおでんの出汁がベースになっていて、どれもしみじみおいしいんです。演歌歌手としてメジャーデビュー歴もある店主の理さんの面白いトークでお酒も進みます。
Q. 2023年に〈ブレイクしそうな2,000円以内の料理〉は何ですか?
A. 「十五」の「蕎麦」1,500円です

京都に行った時に知り合いに薦められて行ったのですが、メニューは「蕎麦」と「そばがき」しかないという潔さで、太い十割そばは、最初は何もつけずに、次はつゆで、最後は薄口醤油をそばに直接かけて食べるのですが、そば自体が本当においしかった。元ラガーマンの大将の力強いそば作りが見られるのも魅力です。お店は銀閣寺の近くにあるので、京都旅行に行く人にはものすごくオススメです。
※価格は税込です。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。
文:秋山具義、食べログマガジン編集部