【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#213】「炊き立て土鍋ごはんと甘辛カレー 一体感 嵐山店」

写真:お店から

海外からの観光客が増えているとニュースでもよく目にします。日本食として人気が高いのは寿司やラーメンが挙げられますが、カレーも忘れてほしくないものです。個人的に日本のお米を一番おいしく食べられる料理はカレーだと考えているのですが、そんな日本米を厳選し、注文が入ってから1人前ずつ土鍋で炊き上げるスタイルで人気の東京・東銀座「一体感」の姉妹店が、2025年3月3日、京都・嵐山に「炊き立て土鍋ごはんと甘辛カレー 一体感 嵐山店」をオープンしました。

2025年3月3日、京都・嵐山にオープン!

元々一体感は東京・築地でスタートし、その後、東銀座は歌舞伎座のすぐ近くに移転。朝からカレーを食べられることで観光客の需要にも朝カレー需要にも応えているお店ですが、嵐山店は直営ではなく先述したように姉妹店的立場。

店内の様子

しかしながらこちらも朝9時から営業開始(東銀座は朝8時から)、1人前ずつ土鍋で炊くスタイルも変わりません。東銀座のお店と違うのは、牛タンカレーがメインであるということ。

東銀座のお店と同様にお米は1人前ずつ土鍋で炊き上げるスタイル

今回は「甘辛牛たんカレー」1,800円を辛口(50円)で、トッピングに「厚切りレア牛たん」1,000円も加えてオーダー。選べるお米は京都の丹後コシヒカリで。

ご飯が炊き上がるまでは30分前後、じっくり待ちます

注文してから提供まで30分前後かかるので、メニューにある説明書きなど読みながらゆっくりと待ちましょう。

待っているうちにどんどんお腹が空いてきますが、それもカレーをおいしくいただくためのスパイスとなります。

「甘辛牛たんカレー」に「厚切りレア牛たん」をトッピング

期待は膨らみ、お腹はへこんだところで提供。まずはご飯だけ食べてみるのがおすすめ。キラキラ輝いた炊き立てのご飯は米自体が持つ自然でほのかな甘みがあり、これだけでもごちそうです。

丹後コシヒカリの炊き立て土鍋ご飯

ここに甘辛カレーをかけて食べると、カレーと米がお互いのおいしさを引き立てあいます。

カレーには牛タンのほぐし身と牛タンブロック入り
炊き立てのご飯に熱々の甘辛カレーをかけて、いただきます!

カレーには牛タンほぐし身とブロックも入り食べ応え十分。こだわりの副菜も合わせながら食べていくと味変ともなり、最後までおいしさの変化が味わえます。

綺麗な桜色をした牛タン

トッピングした厚切り牛タンは低温調理したものを炙って香ばしくしてからカット。煮込んだ牛タンとまた違う食感であり、牛タン自体のおいしさを感じられます。

トッピングの牛タンは炙ってから提供

満足度は東京のお店と同様。辛さは東京のお店と比べると控えめに感じましたが、観光客の多いこの地においてはこれが正解でしょう。外国人観光客が多いこともあってか英語を話せるスタッフさんもいて心強く感じました。

カレーはインドからイギリスを経由して日本に入り、独自に進化した食べ物です。だからこその日本米との相性を考えられたジャパニーズカレーライス。海外の方へも広まってほしいですし、関西のカレーファンにも味わってほしいおいしさです。

※価格はすべて税込

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撮影:カレーおじさん

文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部