客観的に見つめる自分の料理
吉田シェフ、いや、城二郎氏に、YouTuberをやって、自分の料理が変わったかどうかを聞いてみた。「わかりやすく動画で見せるということは、段取りを徹底的に考えなければならないですし、頭の中がすごくクリアに整理されるんですね。それで、料理もいい意味でそぎ落とされました。本当に大切なことが何かもわかった気がします。また、盛り付けにしても、私はフランスの美意識であるシンメトリーということを大切にしているのですが、自分でいいと思っていたものが、カメラを通してみると意外にもそうでなかったり、逆に新しい発見があったり。これからも動画配信はライフワークとして続けていくつもりです」
オープン前の予約受付開始時から、あっという間に1月末までの予約が埋まってしまった。ゲストのそこまでの期待感はプレッシャーでもあるが、それよりも今はオープンへ向けてワクワクしているとシェフは言う。2月以降の予約を入れて、ぜひ、真価を味わいに出かけたい。