〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
there is ramen(東京・荻窪)
2022年10月に荻窪駅から徒歩3分ほどの場所にオープンした「there is ramen」は、煮干しを使ったラーメンがおいしいと、オープン間もないのに既に評判になっているラーメン店です。
店主は御徒町の「らーめん 鴨to葱」、恵比寿の「手打 親鶏中華そば 綾川」、新橋・神保町の「きたかた食堂」等を運営する会社出身。独立し、オープンした自身の店は「一杯のらぁめんが旨いと思える人生を送ろう」をコンセプトに、食材や調味料に関する細かい情報を食べるのではなく、純粋に一杯のラーメンを楽しんで欲しいという思いで作ったそうです。
店頭には店名が書かれたのれんや看板はなく、可愛いらしい「なると」の形のオブジェが目印になっています。落ち着いた雰囲気の店内には、L字形のカウンターに、程よく間隔を取った客席が6席です。
メニューは「ラーメン」850円と「チャーシュー麺」1,100円の2種類で、「味玉」付きは+150円、麺の大盛は+150円。「焼豚」は550円でテイクアウト可能です。
どんぶりには縁まで並々とスープが注がれていて、見るからに食欲が湧いてきますね。上にのった昭和っぽいなるとにほっこり。フワッと煮干しが香るクリアでまろやかなスープと加水率低めの弾力ある中太麺の相性は最高です。コシもハリもありつつなめらかな麺は、小麦の風味も楽しめて、喉越しの良さが印象的。チャーシューはバラ肉と肩ロースを使用していて、肉の旨味と脂の甘味のバランスが良く、しっかりと味が染みてとろけるようなおいしさです。
「チャーシュー麺」を注文するとライスが無料で付くので、ツウはチャーシューをご飯にのせてチャーシュー丼を作り、卓上に置いてあるチャーシュー丼のタレと、和辛子や一味、柚子胡椒で味変しながら楽しむそう。これは間違いなくおいしいですよね。
老舗から新進気鋭のお店まで幅広いラーメン店がひしめき合う、ラーメン激戦区の荻窪。新たに誕生した「there is ramen」の洗練された一杯を、是非楽しんでみてください。
食べログレビュアーのコメント
『注文は実質特製盛りの”味玉チャーシュー麺”。
チャーシュー麺を頼むと、サービスで白飯を頂けます。しかもコロチャーとネギまで。これは金を取れと怒っちゃいそうなサービス具合。
スープの澄んだ淡麗系。初動は動物系出汁のこってりとした旨味、油がしっかりと効いています。後から力強い煮干しの旨味が押し寄せてきます。キリッとした煮干しで微かに苦味は感じますが、嫌な感じは一切しません。動物系と煮干しのバランスが素晴らしく非常に好みのスープです。
丼から溢れそうなほどひたひたにスープが入っているので、カウンターから下げる時はご注意を。
麺は中細ストレート麺。
ハリがあり程よい硬さで、スープの強さに負けない美味しい麺です。噛めば噛むほど小麦の優しい香りが楽しめるタイプですね。
トッピングはチャーシュー、ネギ、めんま、ナルト、海苔、味玉。味玉は別皿でしたが条件反射で乗っけちゃいました。
チャーシューはチャーシュー麺なので足されているのですが、10枚程度?と大量で喜多方ラーメンを彷彿とさせます。脂身多めのものですが、なぜかしつこくなく食べれます。そのまま食べたり、ご飯に載せてセルフチャーシュー丼を作ります。卓上には、チャーシュー丼用のタレ(カエシとウスターソースかな?)、一味唐辛子、カラシがあり、チャーシュー丼をもれなくブーストさせることが可能です。
新しいようで、どこか懐かしさ溢れるレベルの高い一杯でした。』(りゅーめんさん)
『「チャーシュー麺を頼むとライスが無料」ということでチャーシュー麺をチョイス。
「チャーシュー麺を頼んでチャーシューご飯にしてね」という試みに心を掴まれます。
ラーメンは煮干しギンギンの清湯。めちゃくちゃ美味い!
洗練されてかつパワフルです。麺は中細ストレート。
そしてチャーシューが脂乗っててうまい!しかも多い!
これは確かにライスに合うやつ。
麺だけだと脂にやられちゃうかもだけど、ライスと合わせるとちょうどいい。
とっても好きなタイプでした!』(新海さん)