ホットドッグは肉の旨みがたっぷり

パンにソーセージを挟み込むホットドッグはシンプルでありながら、素材のおいしさが際立つ奥深いグルメ。肉汁弾けるソーセージを頬張って、こだわりの詰まったホットドッグをご堪能あれ!

1. MONICA

写真:お店から

「MONICA」。“唯一無二”を意味するギリシア神話にちなんだ店名のベーカリーショップが、2022年7月22日表参道にオープンした。あのジビエ料理の名店で「The Tabelog Award 2022」Silver 受賞の「ラチュレ」の室田拓人シェフが、隣接するビルの半地下で始めた新機軸だ。

店内で目を引くのは、ソーセージが堂々と一本丸ごと鎮座する「ソーセージパン」750円だ。ソーセージはもちろん自家製。それも、猪の肩肉と首肉に豚肉少々を混ぜ合わせた粗挽きの猪ソーセージだ。かぶりつけば、プチッと弾ける豚腸から滲み出る肉汁と粗挽きならではの肉肉しさに思わず頰が緩む。ローズマリーの仄かな風味が旨味を引き立て、スパイスを利かせたトマトケチャップはいわば味の中継ぎ役。全体を上手くまとめあげている。

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2. 白金矢澤精肉店

写真:小田中雅子

2022年6月1日、黒毛和牛専門の卸「ヤザワミート」が、最高品質の精肉や自家製ハム・ソーセージ、惣菜などを、自宅でも手軽に楽しめる「白金矢澤精肉店」を西麻布にオープンさせた。ハム・ソーセージや惣菜を作るのは本場イタリアで修業した実力派シェフであり、店舗の責任者でもある枝澤竜太さん。

「ソーセージ屋のホットドッグ」は、枝澤さんイチオシの「ビールのためのソーセージ」を使用。スパイシーな味付けの粗挽きソーセージを自家製パンで挟み、マスタードとケチャップという王道の味付けで仕上げている。ビジュアルのインパクトが抜群。ボリューミーなソーセージがパンからぐいっとはみ出している。がぶりと噛むと、プリップリのソーセージからジュワッと弾ける肉汁がたまらない。添えられている甘酸っぱい赤キャベツのマリネが口の中をさっぱりとさせてくれる。このホットドッグのために選んだというケチャップは、野菜の甘みが感じられ、肉々しいソーセージにぴったりだ。

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3. メゾン ドゥ シャルキュトリ エム

千本桜はんひち
出典:千本桜はんひちさん

京都の東山にある「メゾン ドゥ シャルキュトリ エム」はフレンチレストラン「ルヴェソンヴェール」でも有名な円居グループの新展開。同社の専務で、日本シャルキュトリ協会副会長も務める伊藤文彰さんが監修するシャルキュトリ(フランス語で食肉加工品)専門店が、2022年7月9日にオープンした。京都産の高品質で鮮度の良い豚肉のみを使用し、発色剤を用いずハムやベーコン、ソーセージ、パテなどを作っている。お店でイートインも可能だ。

おすすめのメニューは、「ランチプレート(ホットドッグ)」1,540円 粗挽き肉から作る自家製のトゥールーズソーセージは、黒コショウが利いてブリッと弾力満点。噛んだ瞬間に肉汁がブシャーッと弾けるので注意が必要だ。下に敷かれた酢漬けキャベツのシュークルートがまた程よい酸味。パンも自家製のバリッとしたフランスパンで、塩気控えめで主張しすぎない味がソーセージによく合う。日替わりでジャンボン・ブラン(ハム)やパテ・ド・カンパーニュなどシャルキュトリーが1品付くのもうれしい。

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