7月23日、軽井沢に太田哲雄シェフによる新店「MADRE(マードレ)」がオープンしました。太田さんは、軽井沢のレストラン「LA CASA DI Tetsuo Ota」のオーナー兼料理人。こちらは年間のオープン日が限られ、すでに2026年末まで満席ですが「マードレ」は予約のいらない、カジュアルなレストランです。

軽井沢レイクニュータウンにオープンした「マードレ」

場所は、軽井沢駅からタクシーで10分ほど。「LA CASA DI Tetsuo Ota」のすぐ隣に「マードレ」があります。

掲げられた木のプレートがオープンの目印。2階建ての一軒家で、芝生の庭から立ち上る緑の香りがさわやかです。

「マードレ」は一軒家の1階

店内には、太田さん自身が選び、買い付けたヨーロッパのアンティークテーブルや食器棚、カラフルなイタリア製の椅子、アーティストの作品が集まっています。

「デザイナーを入れず、空間自体を画用紙に見たて、私が作りたい空間を作りました」(太田さん)

広々した開放感のあるレストラン 写真:お店から

店名の「MADRE(マードレ)」は、イタリア語やスペイン語で「母」という意味です。

「食材の全ては、カカオも含めて大地から得られるもの。私たちは母なる大地の恩恵を受けて生きています。自分自身も白馬村生まれで、信州が生んでくれたもの。信州を母とみなし、信州のもので料理を作ります」(太田さん)