貴重なワインや、ペルーの珍しいリキュールも揃う

SOUTH AMERICAN TERROIRのペアリングには、南米の珍しいお酒も登場する。

ドリンクは、世界のワインを合わせる「WORLD PAIRING(ワールド ペアリング)」15,950円、南米のワインと、ヴィルヒリオ・マルティネス氏が創設した研究機関であるMater Iniciativaで開発したリキュールを使ったカクテルなどで構成される「SOUTH AMERICAN TERROIR(サウスアメリカン テロワール)」15,950円がある。

内容はその時々で変わるため、来店した時のお楽しみだが、今回は「SOUTH AMERICAN TERROIR」の中からクローバーの一種の根(オカ)を発酵させたO-tuber(オ・トゥーバー)(写真左から2番目)をいただいた。

なお、Q’AQE(カケ)(写真右端)は、ミルセントロ周辺とアンデス山脈(標高3685〜4300m)で採取された、28種の植物などから作られたリキュール。薬草のほろ苦さがあるので、カクテルで提供される。

MAZの厨房に立つのはヴィルヒリオ氏の右腕、サンティアゴ・フェルナンデスシェフ

MAZのヘッドシェフ、サンティアゴ・フェルナンデス氏。

この店に一歩入ったら、ゲストは南米を旅するツーリスト。ガイドは、ヴィルヒリオ氏の元で経験を積んだMAZのサンティアゴ・フェルナンデスシェフだ。
旅人は提供される料理を五感で堪能しながら、好奇心とイメージを少しだけ膨らませてみる。すると、アマゾンの熱帯雨林やアンデスの山並みなど、ペルーの絶景が目の前に現れる。

日本にいながらにして、ペルーの空気を感じることができるだろう。

※価格はすべて税込・サービス料別。

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取材・文:谷口素子(UP SPICE)
撮影:松村宇洋(UP SPICE)