チェックしておきたいLOPEZオリジナルメニュー

タンシチュー

タンシチュー(530円)

店ではほかにも、ロペズさんの故郷の味を複数提供。じっくり煮込んだタンシチューは、焼きタマネギの甘さや、オレガノ、タイムなどのハーブを生かしたスパイシーな一品。グアテマラでは地方によりレシピが異なるそうで、LOPEZで作るタンシチューにはゴマやカボチャのタネが入っています。

チリリオグランデ

チリリオグランデ(530円)にメスカル(480円)を合わせて

さらに、4種の乾燥唐辛子を使うチリリオグランデは、ミックスビーンズやトマトソースをチリパウダー、ガーリックなどと一緒に煮込んだもの。辛さはあまりなく、豆のホコホコ食感が味わえます。

こちらと合わせたいのは、アガベ(リュウゼツラン)を主原料とするメキシコ特産の蒸留酒「メスカル」。瓶にはなんとアガベに生息する芋虫入り! 品質保証(芋虫が死んでしまうくらいアルコール度数が高く、加水していない証)のために入れられたそうですが、最後の一杯を飲む人はおまけとして食していいのだとか。興味のある方はぜひ挑戦を。

広島のソウルフードをLOPEZから世界に発信

大きな鉄板を囲み隣り合った人と仲良くなることも

メニューはシンプルな野菜肉玉そば(880円)、野菜肉玉うどん(880円)をはじめ、とんぺい焼き(650円)やネギ焼き(880円)などもそろっています。定番の牛タンやホルモン、白肉といった鉄板メニューも複数あるので、一杯飲むのもおすすめです。テイクアウトももちろんOKで、店はいつでも常連客や遠方から訪れる人たちで賑わっています。

リッキーさん(左)と坂井さん(右)に囲まれて

現在も、埼玉出身の坂井雄太(さかい ゆうた)さんと、オーストラリア出身のリッキーさん、2人の弟子を持つロペズさん。弟子たちを温かく見守りつつ、ここで学んだ味が国内外へと広がっていくことを願っているそうです。2人もまた、故郷で店を持つことが夢なのだとか。

広島が誇るソウルフードは、脈々と受け継がれながらも少しずつかたちを変え、これからもより多くの人に愛されていくのでしょう。

※価格はすべて税込です。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

撮影:福角智江
文:浅井ゆかり