チェックしておきたいLOPEZオリジナルメニュー
タンシチュー

店ではほかにも、ロペズさんの故郷の味を複数提供。じっくり煮込んだタンシチューは、焼きタマネギの甘さや、オレガノ、タイムなどのハーブを生かしたスパイシーな一品。グアテマラでは地方によりレシピが異なるそうで、LOPEZで作るタンシチューにはゴマやカボチャのタネが入っています。
チリリオグランデ

さらに、4種の乾燥唐辛子を使うチリリオグランデは、ミックスビーンズやトマトソースをチリパウダー、ガーリックなどと一緒に煮込んだもの。辛さはあまりなく、豆のホコホコ食感が味わえます。
こちらと合わせたいのは、アガベ(リュウゼツラン)を主原料とするメキシコ特産の蒸留酒「メスカル」。瓶にはなんとアガベに生息する芋虫入り! 品質保証(芋虫が死んでしまうくらいアルコール度数が高く、加水していない証)のために入れられたそうですが、最後の一杯を飲む人はおまけとして食していいのだとか。興味のある方はぜひ挑戦を。
広島のソウルフードをLOPEZから世界に発信

メニューはシンプルな野菜肉玉そば(880円)、野菜肉玉うどん(880円)をはじめ、とんぺい焼き(650円)やネギ焼き(880円)などもそろっています。定番の牛タンやホルモン、白肉といった鉄板メニューも複数あるので、一杯飲むのもおすすめです。テイクアウトももちろんOKで、店はいつでも常連客や遠方から訪れる人たちで賑わっています。

現在も、埼玉出身の坂井雄太(さかい ゆうた)さんと、オーストラリア出身のリッキーさん、2人の弟子を持つロペズさん。弟子たちを温かく見守りつつ、ここで学んだ味が国内外へと広がっていくことを願っているそうです。2人もまた、故郷で店を持つことが夢なのだとか。
広島が誇るソウルフードは、脈々と受け継がれながらも少しずつかたちを変え、これからもより多くの人に愛されていくのでしょう。