恵比寿でゆっくりお寿司とお酒を楽しみたい人にぴったり!「鮨しのぶ」

銀座、恵比寿で修行を重ねた、信夫 和哉さんが独立して同じく恵比寿に2017年5月23日開いた「鮨しのぶ」。「肩肘張らずにゆっくりと楽しい時間を過ごしてほしい」という信夫さんの想いが詰まったこのお店。開業してから4ヶ月たった現在の心境や、このお店のこだわりなどを伺った。

小料理屋のような上品なおつまみ

「夜のお任せのコース 12,000円」の最初は、お野菜を使ったおつまみからスタートする。この日は秋の新メニューである「ナスの揚げ浸し」。女性のお客様には「かぼちゃと西京味噌の冷たいポタージュ」などをお出しすることもあるそう。(ランチは前日までの予約で「お任せコース 5,000円」か「にぎり 3,000円」がいただける)

続いて北海道の秋刀魚を使った「秋刀魚の有馬煮」。骨まで柔らかくなった秋刀魚にアクセントの山椒が効いていて、ついついお酒が進む一品。

通年よく使うという「のど黒の塩焼き」は、上質な脂が口の中で広がる幸せいっぱいの一皿。

「お客様の時間を区切るのはあんまり好きじゃないので、基本は1回転でやっています。また、メニューもお客様の好みに合わせて柔軟に変更します。沢山のつまみでゆっくりお酒を飲みたい人、がっつり握りを食べたい人、人それぞれですからね」という信夫さん。お客様と楽しく会話しながら笑顔で仕事をする姿が印象的だ。

いよいよ渾身の握りがスタート!

初めの一貫は「まぐろトロ」。一番空腹感のあるタイミングで、たっぷり脂ののったまぐろ食べると、美味しさが倍増する。

細切りにされた「イカ」は、舌に触れる表面積が広がることで、口の中でシャリとイカが渾然一体となり、とろけるような食感。表面のすだちと塩で風味や後味も爽やか。

シャリは、白酢と少なめのお塩を使い、優しく空気を含ませるような握りが特徴だ。

2日〆て厚めに切られた「甘鯛の昆布締め」は、もちもちとした食感と甘鯛の旨味がたまらない。

「穴子」は、蒲焼のように表面をカリッと香ばしく炙りジューシーさを引き出したインパクトのある一貫。

ガリは、スパイシーな辛さが際立つ食感のあるタイプ。口の中をリセットするのにふさわしい絶妙な味わいだ。

温かみのある食器と空間

内装は、女性デザイナーが手がけたもの。間接照明をうまく使った上品かつシックな空間は、デートなどにもぴったり。

7席のL字カウンターの他には入ってすぐ横に2名の個室がある。ウェイティングスペースとしての利用もできる。

 

お寿司を置くお皿も全て手作りで一点物。お客様それぞれに合わせた色合いのお皿を選ぶ。

アットホームなお寿司屋さん

カウンターの真ん中に立つ信夫さんの周りにはいつもお客の笑顔で溢れている。「L字カウンターにしたのは、一体感が好きだからです。お客様同士でも会話が弾んだりしてお店が一つの輪=チームみたいになる瞬間があったりして。お客様が楽しんでくださっている姿を見ると、ひいては私が一番楽しくて幸せなんです」

また、“自分の好きなものを好きに食べられるのがお寿司屋さん”という信夫さん。「お客様のその日の気分をお聞きしながら、できるだけニーズにお答えしたお料理を提供していきたいですね。週一で来られる常連の方はつまみだけで帰られる方もいますし(笑)。ゆっくりと心から寛げる、温かみあるお寿司屋さんであり続けたいと思っています」

出典:gourmefighterさん

恵比寿で肩肘張らずに心ゆくまで美味しいお寿司を楽しめるお店「鮨しのぶ」。あなたもこの温かい空間で、こだわりのお寿司を堪能してみてはいかがだろうか。