【食べぺディア】和の文化とカレーが融合した『出汁カレー』
当たり前のように食してきたけれど詳しくは知らない定番食材や料理、流行っているのは知っているけれど実はまだ食べたことがないスイーツなど、食の世界は未知の情報で溢れている。そんなときは「食べぺディア」を読んで情報アップデート! 行きたいお店も保存しちゃおう。
大阪発のトレンド「出汁カレー」とは?
近頃、各地で食べられるようになってきた「出汁カレー」とは、大阪のスパイスカレーと、だし文化が融合して生まれた新たなカレーのこと。
昆布や鰹、牡蠣や煮干しなどの素材から取っただしと、スパイスやハーブを調和させた独自のカレーとして発展しているもので、明確な定義はないが、魚だし文化のあるスリランカカレーから広がっていったカレーであり、昔からあるおそば屋さんのカレーとは異なる。
大阪の人気カレー店が参加した東京でのカレーイベントや、大阪から東京へ移転した人気店「Japanese Spice Curry wacca(ジャパニーズ スパイス カリー ワッカ)」などの影響から、出汁カレーを出す店が徐々に広まっていったことで、大阪を飛び出し各地でトレンドになってきている。
せっかく出汁カレーを食べるなら、東西「食べログ カレー 百名店」で!
【東京】味変も楽しい! 和風だしの利いたキーマカレー「旧ヤム邸 シモキタ荘」
東京・下北沢にある「旧ヤム邸 シモキタ荘」は、キーマカレーが人気の大阪・空堀商店街の「旧ヤム邸」が2017年にオープンした系列店。旧ヤム邸グループの特徴は、基本のルールはあれど、決まったレシピがほとんどなく店舗ごとにカレーの味が異なるところ。
こちらのカレーはスパイスやハーブのほかに、昆布、しいたけ、鰹などで取る和風だしと、隠し味に味噌や醤油などを使用した独創的な味わい。月替わりと日替わりのカレーがあり、和風だしベースの「ヤムカレースープ」が付いてくるので、お好きなタイミングでかけて味変しながら楽しんで。