【食べぺディア】お手頃になってきた『薪焼きステーキ』
当たり前のように食してきたけれど詳しくは知らない定番食材や料理、流行っているのは知っているけれど実はまだ食べたことがないスイーツなど、食の世界は未知の情報で溢れている。そんなときは「食べぺディア」を読んで情報アップデート! 行きたいお店も保存しちゃおう。
炭やガスとは焼き上がりが違う! 「薪焼きステーキ」とは?

4〜5年ほど前から注目を集め出した「薪焼きステーキ」とは、その名のとおり薪火で焼くステーキのこと。薪焼きは最も原始的な調理法とも言え、フランスやイタリアの各地では薪火を使った伝統的な調理法が行われており、ガス火や炭火とは異なる仕上がりになるとあって日本でも人気が上がってきた。
薪焼きの特徴は、薪の水分にある。外はカリッとした食感に仕上げながら、薪に含まれる水分が蒸気となって肉を包み込むので、中は旨みをたっぷりと含んだままジューシーに。漂う薪の香りが、食欲を一層掻き立ててくれるのもうれしい。

人気の火付け役は、東京・赤坂の「VACCA ROSSA(ヴァッカロッサ)」や代官山の「TACUBO(タクボ)」といった名店で、飲んで食べてとなれば一人1.5〜3万円は必要になってくるが、ここ最近では1万円以下で薪焼きステーキのコースを楽しめる店も増えてきている。
本格派を手の届く価格で! 各地で人気の「薪焼きステーキ」
【東京】特注の薪専用グリラーで、良質な肉を焼き上げる「THE BANFF」

東京・自由が丘駅前のCampfired Glill & WINE「THE BANFF(ザ バンフ)」は、ログハウスのような店内で薪焼きステーキを楽しめる人気店。ランチセットの「厳選牛ハラミステーキ200g」は、ライス、三浦野菜のサラダ、黒烏龍茶、食後の紅茶が付いて1,800円ととてもリーズナブル。夜はアラカルトで、良質な牛肉や羊肉の薪焼きステーキを提供している。
使用するのは特注の薪専用グリラー。遠赤外線効果の高いWOOD-FIRED GRILLという調理法で、肉の旨みを逃さずに焼き上げている。
【愛知】名店出身の料理長による和牛の薪焼き肉をコースで「アルコバ」

愛知・久屋大通駅前の「Arcoba(アルコバ)」は、京都の名店「IL GHIOTTONE(イル ギオットーネ)」出身の料理長によるイタリアンと薪焼きステーキが楽しめる店。
ランチの「国産和牛ウチモモのマキヤキセット」3,100円は、ウチモモの薪焼きステーキにサラダ、前菜4種、パスタまたはリゾットが付いてくる。薪焼きステーキがメインのディナーコースも6品5,500円〜と、手頃な価格と満足のいく内容で人気を博している。「カリッと香ばしく驚くほどジューシー」と食べログレビュアーにも好評の味だ。
※価格はすべて税込です。
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※記事公開日(2021年9月22日)時点で「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名等を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。
文:平石紗代、食べログマガジン編集部